「本田も香川も浮き足立って……」W杯惨敗のサッカー日本代表に、メンタルトレーナー導入の動き

日刊サイゾー / 2014年7月3日 17時30分

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 ワールドカップを2敗1分のリーグ最下位で敗退したサッカー日本代表に、JFA(日本サッカー協会)がメンタルトレーナーの導入を検討しているという。

 実際、大久保嘉人が「試合の持って行き方というのが、日本にはまったくない」とメンタル面の弱さを指摘。これは、指揮官のザッケローニ監督も「メンタル面の強化が必要だった」と吐露したことだ。

「問題はいくつかの要素があったと思っている。何かを変えることができるのであれば、選手のメンタルの部分だ。技術や戦術ではなく、選手のメンタル面にもっと取り組んでおけばよかったと思う」(ザッケローニ監督、試合後の会見にて)

 苦言が上がったのも無理はない。初戦コートジボワール戦の敗戦後、選手間で「予選突破は厳しい」というニュアンスの会話があったというからだ。ブラジルに帯同したスポーツライターからも「本田圭佑を含めて香川真司も浮き足立っていた感じで、それはワールドカップ初体験のザック監督自身もそうでした。“絶対に突破できる”と信じ、一貫して鼻息荒かったギリシャチームとの違いは歴然でした」という。

 同ライターによると、こうした状況にJFAの原博実専務理事が、今後の代表にはメンタルトレーナーを同行させる案を周囲に漏らしたという。

 スポーツ界では、メンタルトレーナーの存在が年々クローズアップされつつある。メンタルトレーナーの実績を持つカウンセラーの野村高一氏によると「ボクシングや大相撲など個人競技ではメンタルトレーニングを導入している選手も増えていて、プレッシャーに負けない気持ちの持って行き方などをアドバイス。日常生活から心を強くするトレーニングを導入している選手は、相応の結果を出している」という。

 大相撲では琴奨菊が大関昇進した際、メンタルトレーナーの指示に従って、重要な一番でもいつもと同じような精神を保つため、塩をまくときの呼吸まで一定にさせるなどした結果、見事に成功している。サッカーは個人競技とは違うものの「重要な試合に向けるメンタル面は、個人競技と大きく違いはない」と野村氏。

 JFA関係者によると今後、サッカーに携わったことがあるメンタルトレーナーへのコンタクトを検討しており、高畑好秀氏や森川陽太郎氏の名前が挙がっているというが、本格導入となれば、新監督との相性も踏まえて人選されるようだ。JFAはこの件に関し「担当者が不在」としたが、確かに前向きに検討していいものかもしれない。
(文=ハイセーヤスダ)

※画像は「Number コロンビア戦速報&ベスト16速報」(文藝春秋)

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