悪質なパクリサイトが急増中……あなたもやっていない? 嫌われる「バイラルメディア」のシェア

日刊サイゾー / 2014年8月27日 19時0分

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 「バイラルメディア」が、いい意味でも悪い意味でも注目を集めている。バイラルメディア(Viralmedia)の、「Viral」は「ウイルス性の」という意味。「バイラルメディア」はその単語を含む造語で、ネット上で感染するように情報を広める、ウェブメディアを指している。「BuzzFeed」(http://www.buzzfeed.com/)が先駆者として有名だ。

 当サイトのユーザーも、バイラルメディアの記事を何度か読んでいることだろう。面白い画像や動画を集めた内容で、SNSで急激に拡散しているためだ。お涙ちょうだいのストーリーもあれば、決定的瞬間とかユニークな広告とか動物ものなど、ジャンルはさまざま。共通しているのは、キャッチーな見出しでクリックさせようとしている点。一般的なブログを運営するのとは桁違いのページビューが集まるので、広告収入で荒稼ぎしているのだ。

 新しい形で収益を上げるネットサービスが出てくるのは大歓迎だ。今の人たちはSNSで情報を扱うことが多いので、ターゲットになるのもうなずける。もちろん、オリジナルコンテンツを作成しているバイラルメディアなら、面白いし情報収集にも役立つ。問題は、記事のパクリが横行していることだ。日本では1年ほど前からはやり始めたのだが、今年に入ってまさにパンデミックのように乱立。そのほとんどが、海外サイトや2ちゃんねるからネタをパクッている。ひどいことに、ライバルの国内バイラルメディアからパクることも多い。きちんとした資本が入っている大手バイラルメディアでも、ほかのサイトから画像やコンテンツを盗作することもある。

 バイラルメディアはネットで作り方を勉強すれば、誰でもすぐに始められる。とりあえず小遣い稼ぎになればいい、という人はモラルもへったくれもない。パクリにパクッてスパムページをダダ流れにする。少々手をかけて運用しているところでも、書き手をクラウドソーシングでかき集めている状態。1記事100円前後という超絶ブラックな案件も多く、ヘタをすると1件25円ということも。この手の低俗なバイラルメディアが乱立することで、「バイラルメディア=うざい」という認識が持たれ始めているのだ。

 Facebookも今月25日に、悪質なバイラルメディアの排除に乗り出した。キャッチーな文句と画像でクリックさせようとする投稿のリーチ数を激減させるというものだ。リンクを開いた後に、どのくらいの時間でFacebookに戻ってくるのかを考慮するという。内容が薄い記事なら、短時間で戻ってくるというわけだ。これからは、クリックさせようと必死な投稿があったら、従来のように無視するのではなく、一瞬で閉じて反撃するという手もある。

 「●●するための10のこと」いったリスト記事や衝撃的な画像や動画を見て反射的にシェアすると、友人にうざがられるということを覚えておいたほうがいい。見たことのないネタならともかく、数カ月~数年前にはやったネタをドヤ顔で共有していると、ちょっとイタイ。バイラルメディアそのものは、情報過多のこの時代に便利なサービスなのだが、パクリ業者を儲けさせることもない。記事をシェアするつもりなら、元ネタのバイラルメディアを利用しよう。くれぐれも、悪質なパクリサイトの釣り投稿に引っかからないようにしてほしい。
(文=柳谷智宣)

日刊サイゾー

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