“余罪”も続々──学校で、成人式で、名簿を使って……「幸福の科学」書籍を配る人々

日刊サイゾー / 2014年10月28日 22時0分

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 神奈川県座間市の市立東中学校の元校長が、在任中に手に入れた生徒名簿を使って幸福の科学の書籍などを送り付けていたことが分かった問題で、元生徒からは別の“余罪”の話も聞かれる。

「以前、この校長先生が赴任していた別の学校の卒業生なのですが、成人式に出たときに会場前で新成人たちに大川総裁の著書を配る姿を見かけたことがあるんです」

 実際のところ、幸福の科学が組織的に成人式の会場で大川隆法総裁の著書を配布するのは、各所で確認されている。今年1月、埼玉県内の成人式では『未来の法』が袋入りで配られ、配布者が無言のまま配ったために、式の一環のプレゼントだと思って受け取った人たちが中を開けると、「祝成人」と書かれた帯の巻かれた同著と組織紹介のDVDが入っていた。元校長が、以前からこうした布教活動に励んでいた可能性はある。

 座間市教育委員会の発表によると、元校長は2010年度の生徒名簿を使って約500人の元生徒に、幸福の科学が開校を予定する大学のパンフレットや書籍を送り付けていたことが判明したが、「幸福の科学の信者だということは、ほとんど知られていなかった」という。

「退職後も38年間分の生徒名簿を持っていたので、ほかにも同様のことがなかったか調査中ですが、元校長は送付に書籍代を含めた100万円以上の経費を使い、家族3人で発送作業を行っていて、教団からの指示ではなく自発的にやったと話しています」(教育委員会の関係者)

 幸福の科学の信者による自主的な著書配布は、コンサート会場でも目撃情報がある。過去、人気ギタリストの布袋寅泰のライブ会場前に、真っ黒な袋を配布するスーツ姿の者たちが出現。受け取ったファンが布袋関連のグッズだと思って開けてみると大川総裁の著書だったことがあり、これを見て「布袋は信者なのか」というウワサもささやかれた。実際に布袋が信者だという具体的な話はないが、タレントたちが自らの信奉する宗教団体を積極的に明かすことはないため、芸能界に数多くいるといわれる幸福の科学の信者も、ハッキリと見えてこない部分はある。

 そんな話を物語ったのが、今年4月に日本テレビのバラエティ番組でディズニー特集を放送したときの舞台裏だ。同番組のアシスタントプロデューサーが放送後、出演タレントの控室を見回っていたところ、ひとりの出演者から「机の上に、こんなものがあった」と本を差し出された。

 この本が、大川総裁の『ウォルト・ディズニー「感動を与える魔法」の秘密』なる著書。一部の関係者と出演者たちしか行き交うことのないところで5つの控室から同著が見つかったというから、芸能界にも元校長のような隠れ配布者がいるようだ。
(文=ジャーナリスト・片岡亮)

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