日本側の対応に不満爆発寸前……韓国人歌手の入国拒否騒動で「竹島キャンペーン」が加速する!?

日刊サイゾー / 2014年11月13日 13時0分

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 羽田空港でとある韓国人男性が入国を拒否され、韓国で物議を醸している。韓国の有名歌手、イ・スンチョル氏だ。11月9日、羽田空港に到着したイ氏は、妻パク・ヒョンジョン氏と共に入国管理局に抑留された末、日本への入国を拒否された。

 イ氏やその関係者は「8月の光復節(日本の終戦記念日)に、独島で南北統一ソングを歌い、それが多くのメディアで報じられたことに対し、日本側が入国拒否という形で報復的な措置を取ったのではないか」と主張。竹島問題で目立った行動を取ったため、標的になったと推測している。一方、日本の入国管理局側は「個人的なことなので回答できない」と口をつぐんだ状態である。一連の騒動を受けて、韓国外交部は「韓国駐日大使館の領事が、日本当局に説明を求めた」と発表。現在、両国政府機関を取り巻いた事態にまで発展している。

 騒動から3日が経過した現在、韓国に帰国したイ氏本人はさまざまな番組出演し、今回の騒動について怒りをあらわにしている。

「(入国管理局職員は)私が24年前に起こした大麻事件の問題もチラつかせてきたが、それが本当の理由ではないようだ。実際、事件が落ち着いた後、私は何度も日本に入国していたし、コンサートなどの音楽活動も行ってきたが、今回のように入国拒否されることはなかった。明言された訳ではないが、日本の入国管理局の話を聞いていると、どうやら独島関連の活動のためだと感じた。同時に、日本政府はこういう形で報復するのかと怒りがこみ上げてきた。今後、さらに独島の問題に積極的にならなければと考えている」

 コメントを聞く限り、今回の日本政府の対応にはかなり不満が大きい様子。そして、その不満は、イ氏をさらに竹島関連のキャンペーンに駆り立てる原動力となりそうである。ちなみにイ氏は、韓国でかなりの有名人であり、その知名度も抜群だ。

 韓国スポーツ紙の芸能担当記者A氏は言う。

「イ氏は50代に近いですが、韓国ではかなりの大物。最近も、ソ・イングクなどを輩出した『スーパースターK』という番組で審査員を務めるなど、知名度はめちゃくちゃ高い。正直、独島問題で活動している歌手のキム・ジャンフン氏とは比較にならない人物です。客観的に見て、今回の騒動に対して韓国社会全体が大騒ぎというわけではありませんが、理由をはっきりさせない日本政府に対して、疑念を拭えないといった意見は多い」

 日本ではあまり馴染みがないが、韓国では芸能人や一般市民が竹島関連のイベントやキャンペーンに参加するのは珍しいことではない。むしろ、誰しも一度は参加したことがあるくらいポピュラーなものであり、“国民的デフォ”といっても過言ではない。そのため、今回の騒動を受けて、韓国のSNSには「俺、日本に行けないのかな……」「コミケと独島どっちとる?」「ついに日本が我々韓国人を入国拒否か……理由がはっきりしないのは怖い」といった書き込みもあった。

 さすがに、一般の韓国人が竹島関連イベントに参加しただけで、入国拒否されることはなさそうだが……。いずれにせよ、今回の一連の騒動は、日韓の間にまた新しい摩擦を生みそうだ。そして、韓国ではさらに激しい“竹島キャンペーン”が展開されることが予想される。

日刊サイゾー

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