【日本代表】ファルカン以来の早期解任か!? 勝っても窮地のアギーレ監督「ザックの遺産を使った?」

日刊サイゾー / 2014年11月20日 15時0分

写真

 アジアの強豪であるオーストラリアを2-1で下したサッカー日本代表。前半こそ、オーストラリアのフィジカルに屈したものの、ハビエル・アギーレ監督がすぐにフォーメーションをドイスボランチ(ダブルボランチ)に変更し、失点するのを防ぐ。さらに後半開始前には、リズムを握るために今野泰幸を投入し、オーストラリアペースを弱める。仕上げは乾貴士の投入だ。幅と深さを使った攻撃を機能させ、記者席にいるオーストラリアメディアが「GKのファインセーブがなければ大量失点だった」とこぼしたくらい、オーストラリアを圧倒した。
 
 だが、アギーレ監督へのメディアの評価は依然厳しい。

 先日のホンジュラス戦後に「ザッケローニの遺産を使ったね。今日の試合で一番喜んでいるのはザッケローニなんじゃない?」(セルジオ越後氏)という皮肉が多く聞こえたが、オーストラリア戦を終えて、その声はより強まった。

 というのも、オーストラリア戦では、ザッケローニ監督と同じ4-2-3-1というフォーメーションにしてからリズムをつかんだため、武田修宏氏は「結論から言うと、ザッケローニ監督時代のチームよりも確実に弱くなっている」(東スポWeb)と指摘。記者席からも、そういった声は聞こえてくる。

 実際に、現場にいるサッカーコーチの目には、どのように映っているのか?

「ザッケローニ監督は、選手たちの声に引っ張られて、途中から『自分たちがボールを持っている』前提でチーム作りを進めました。一方のアギーレ監督は、『相手がボールを持っている』前提でチームを作っています。同じように見えて、両者のアプローチはまるで違う。『中盤でボールを奪ってからの縦パス』は、ものすごく増えています」

 現場のコーチたちいわく「日本代表は、世界と同じ潮流で進んでいる」とのことだが、大手メディアや解説陣はアギーレ監督の手腕に懐疑的である。となると、思い出されるのは1994年に日本代表監督に就任し、多くの若手を試している間に解任されてしまったパウロ・ロベルト・ファルカン監督の例だ。アギーレ監督への評価は、その時を思い起こさせるくらいに低い。

 そんな世論を察知し、「勝ちに行く」と選手たちを鼓舞した2試合で、勝利をつかんだアギーレ監督。「この6試合で計画通りに進んでいる」と自信を見せたが、残念ながら世論はそうは思っていない。その半面、オーストラリア代表のアンジェ・ポステコグルー監督が「このチームで経験した試合としては、最も苦しい試合」「ここ2試合の対戦では、(日本代表は)多くのJリーグの選手にチャンスを与えながらも結果を出している」と評価しているのは、なんとも皮肉である。
(文=週刊審判批評編集部)

日刊サイゾー

トピックスRSS

ランキング