「愛人の正体はパク政権“陰の実力者”!?」内部文書流出で再注目される、産経前ソウル支局長在宅起訴問題

日刊サイゾー / 2014年12月3日 19時0分

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 パク・クネ政権に“陰の実力者”が存在した――。そんな報道が飛び出したことで、韓国が混乱している。チョン・ユンフェ(59)という人物が国政に介入しているという疑惑だ。チョン氏は、国会議員時代のパク大統領の秘書室長を7年間務めた人物である。

 発端となったのは、大統領府の内部文書の流出だ。その文書を独占入手した韓国メディア「世界日報」(11月28日付)によると、文書のタイトルは「青(青瓦台=大統領府)秘書室長の交代説など、VIP側近動向」。今年1月の報告書で、当時話題となっていたキム・ギチュン大統領府秘書室長の辞任説の背景についての調査結果がまとめられていた。そこには、“VIP側近”であるチョン氏が毎月2回ほど大統領府の秘書官らと秘密会談を行い、秘書室長を辞任に追い込む指示を出していたなどと書かれているという。大統領府の秘書室長といえば長官クラスで、大統領の最側近の人物。そんな高官を辞任に追い込むことができるとなれば、チョン氏はまさにパク政権の“陰の実力者”と言ってもいいだろう。

 ここで、韓国で在宅起訴された、産経新聞の前ソウル支局長のコラムを思い出したい。同コラムには、パク・クネ大統領をはじめとした数人の人物が登場するが、そこにはキム・ギチュン秘書室長、そしてチョン・ユンフェ氏の名もあった。そしてセウォル号沈没事故当日、パク大統領がチョン氏と会っていたという“「下品な」ウワサ”についても書かれていた。ただ、今回流出した文書内容が事実であれば、パク大統領とチョン氏の関係は、そんな熱愛説どころの騒ぎではないだろう。「朝鮮日報」の記事を多く引用して構成されたコラムを書いただけで、日本人記者が韓国で在宅起訴される。そのあまりに不自然な強硬策の裏側を邪推せずにはいられない。

 パク大統領は12月1日、今回の件について初めて口を開き「文書を外部に流出させることにどんな意図があったのかは不明だが、国家を混乱させる絶対にあり得ない行為」と強調。流出経緯に焦点を合わせて検察を動かす方針を示し、大統領府は「世界日報」の社長らを告訴した。そんな朴大統領の対処について、「チョン氏との関係を“デマ”と断定することで、真相をうやむやにしようとしている」という指摘の声も。客観的に見れば、問題の文書は大統領府で作成され、大統領府から流出し、大統領府の暗闘が書かれているだけに、一番責任を感じるべきはパク大統領本人だろう。

 またしても“パク大統領スキャンダル”によって混乱する韓国。パク大統領の支持率は、11月に入ると3週連続で上がっていたが、4週目は再び40%台に下落してしまった。パク大統領は、失われつつある国民の信頼を取り戻せるのだろうか?

日刊サイゾー

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