またかよ! 浦和レッズ、土壇場の勝負弱さに「やっぱり監督が“持ってない”」の声

日刊サイゾー / 2014年12月4日 15時0分

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 J1リーグ戦を独走していた浦和レッズが、最終節を前に首位の座から陥落した。第19節で首位に立ってから、一度もその位置を譲らなかった浦和レッズ。第28節のベガルタ仙台戦のように、アディショナルタイムにダメ押し点を食らうなど、どこか勝負弱さが垣間見える試合もあったが、それでも連敗は喫しなかった。

 それが、第32節のガンバ大阪との天王山。浦和レッズは勝てば優勝。引き分けでもガンバ大阪の優勝の可能性を断てたにもかかわらず、優勝を決めに攻めに出たところでカウンターを食らい、88分と90+3分に失点して敗戦。2位のチームに3ポイント詰められてしまう。

 それでも、次節のサガン鳥栖戦で勝てばよかった。そして、勝てる流れの試合だった。69分に裏に抜けた李忠成を、サガン鳥栖の菊地直哉が引っかけて退場になり、このPKを阿部勇樹が決めた時、浦和レッズの優勝は確定したかに思えた。しかし、またまた試合終盤。90+4分にCKから小林久晃にヘディングシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれてしまう。

 最終節前の2試合で、浦和レッズが獲得した勝ち点は1。一方のガンバ大阪は、しっかりと勝ち点6を手にしている。ほんの2試合前まであった勝ち点5の差はなくなり、得失点差でガンバ大阪に首位の座を明け渡すことになってしまう。つまり、最終節で浦和レッズが勝っても、ガンバ大阪が勝てば、99%ガンバ大阪が優勝を手にすることになる。浦和レッズの選手もそのことは十分理解しており、試合後の表情は、まるで優勝を逃したかのようだった。

 なぜ浦和レッズは、こんなにも勝負弱いのか? あるヘッドコーチは「それは監督が“持っていない”から」と話す。

「監督は勝負師です。皆、ギャンブル好きですし、カードゲームとかめちゃくちゃ強いですからね。そんな“持っている”監督の代表格といえば、岡田武史さんです。初めて日本代表監督を務めた時には、岡野雅行の投入でジョホールバルの歓喜を起こし、横浜F・マリノスでも逆転優勝を果たしています。FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会での奇跡も言わずもがな。監督の手腕どうこうではなく、最終的に勝負で勝てるのが“持っている”監督。一方、浦和レッズのミハイロ・ペトロビッチ監督は、いつもいい順位までチームを持っていくんですけど、優勝はできない。シルバーコレクターなんです」(同)

 実は、本人もそういった声があることを知っている。昨年、ヤマザキナビスコ杯の決勝で敗れた時には、「私は、こういう舞台で勝てない監督というレッテルを貼られてしまうのかもしれませんが、ゼロックススーパーカップやJ2優勝のタイトルを獲得したことがあります」と反論したが……。

「2つのタイトルは特殊で、評価に値しません。一度、勝てない監督になってしまうと、その呪縛から逃れるのは容易ではないんです。だからこそ、欧州では優勝できる監督に大金が支払われる。ペトロビッチ監督は、経験や年齢を考えても、優勝できない監督の部類に入ってしまいます。ガンバ大阪戦に、ケガの興梠慎三を投入し、悪化させてしまったのが最たる例に思えます」と、前出のヘッドコーチは切り捨てる。

 こういった批判に対し、ペトロビッチ監督は「私自身は決して悲観していません。私はこの浦和で必ずタイトルが獲れると思っています」と意に介していないようだが、今年もタイトルを獲れないようであれば、その主張も空しいものになる。最終節は、浦和レッズの優勝はもちろん、ペトロビッチ監督の監督人生の岐路にもなりそうだ。
(文=TV Journal編集部)

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