東京 vs 大阪! 造幣局の博物館は東西どっちが楽しい!?

日刊サイゾー / 2015年1月3日 16時0分

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 家の近所に造幣局がある。大阪市北区・造幣局本局だ。東京に住んでいた頃の住まいは豊島区池袋付近で、こちらにも造幣局の東京支局があった。と、冒頭から個人的な話ですみません。

 とにかく、家の近くにいつも造幣局があることに何かの縁を感じた。お金にはまったく縁がないが。造幣局には「造幣博物館」が併設されていて、造幣の仕組みがわかるようになっている。そこで、ふと思いついた。東京と大阪、とかく比較されがちな二つの都市を「造幣局の博物館」というミクロな視点からバトルさせてみてはどうだろうか!

 というわけで、まずは大阪にある造幣局本局へ。

<※画像はこちらから>

 近代国家としての貨幣制度を確立させるため、1871年にこの大阪市北区に建設された日本初の造幣局。なぜ東京ではなく大阪だったのか、という点については、当時江戸の治安が悪かったこと、大阪遷都論があったこと、などの諸説があり、どれが正解ということは分かっていないらしい。

 博物館への入場は無料。入口で名前を書けば簡単に入ることができる。敷地に入ると、さすが本局だけあって、とにかく歴史の深さを感じる。明治4年に実際に使われていたガス燈がポンと立っていたり、明治9年に工場に取り付けられたという時計が動いていたり。

 施設内では貨幣が製造されていく工程が解説されており、500円玉がジャンジャンできていく映像がモニターに映っていたりする。銀色に輝く大量の500円玉……欲しい。

 フロアをさらに進むと、貨幣が詰まった運送用の袋を担げる体験コーナーが。100円玉が4,000枚入った袋が19キロ! 40万円の重みをじっとかみしめた。大判小判を入れるための「千両箱」を持ち上げることができたり、金塊・銀塊を触ることもできる。その金塊の時価は7,464万円と表示されている。とりあえず、無言で撫でまわすしかない。

 取材時は平日の昼間だったのだが、ちょうど小学校高学年と思われる集団が見学に来ていた。みんな大はしゃぎで、硬貨の詰まった袋持ち上げまくりの金塊触りまくりである。

 大阪の造幣博物館には、豊臣秀吉の時代の「天正菱大判」「天正長大判」という貴重な貨幣が展示されている。それを見ている小学生に向かって、博物館の係員が「1億円の価値がある」と説明している。「えっ!」と驚く小学生。係員が「こっちの『竹流金』『菊桐金錠』は値段がつかないほど価値があるんやで」と付け加えると、「100億円でも売らへん?」「売らへん!」「1,000億円でも?」「売らへん!」という掛け合いが。その後、小学生が展示ケースの前で「これがうちに飾ってあったらいいのになぁ」と、ぼーっとした様子でつぶやいていて面白かった。

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