貢げるだけ貢がせろ!? 学生ファンの親の財布を狙う、韓国アイドルビジネスの魔の手

日刊サイゾー / 2015年8月30日 19時0分

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 どの国にも熱狂的なアイドルファンは存在するだろうが、韓国でアイドルファンを自称する10代は、お目当てのアイドルに異常なほどのプレゼント攻撃を仕掛けるところがある。

 例えばデビュー100日目、デビュー1年といった記念日になると、アイドルの元には全国各地のファンからプレゼントが集まるのは当たり前。それどころか、ファン同士で自主的に金を集めて、新聞や地下鉄の広告スペースにアイドルの顔と名前が大きく掲載されたお祝い広告があふれる。ドラマやミュージカルに出演すれば、「私たちの○○をよろしく」というメッセージ入りの高級お弁当を、キャストやスタッフ全員に差し入れたりもする。

 アイドルの誕生日になると、本人も知らない場所にアイドルの名前が付けられた“森”が造成されることもあるし、コンサートを開催するとなれば、ファンから大量の米、練炭、卵、即席ラーメンなどが届けられる。これらはコンサート終了後、アイドル名義でボランティア団体に寄付され、全国の児童養護施設や福祉施設、身寄りのないお年寄りに届けられる。そうすることで、自分たちが応援するアイドルの社会的イメージに貢献しようというわけだ。一見すると、けなげでいちずなファンに思えるが、これらのプレゼント攻撃には当然、金がかかる。

 彼らがアイドルに注ぐ純粋すぎる愛情を金に換算するのは下品かもしれないが、地下鉄広告1件につき200~300万ウォン(約20~30万円)、森を造成するためにファン1人当たり数万~数十万ウォンが必要となるらしい。寄付される米や練炭も、相当な額になるだろう。

 問題は、そういったファンの大半は、経済力がまったくない10代の学生だということ。親からもらった小遣いで、アイドルに貢いでいるわけだ。子どものために一生懸命働いて稼いだ金が、ワケのわからないアイドルに貢がれているのだから、親からすればたまったものではないだろう。

 しかも、ファンが金を使うのは、アイドルへのプレゼントだけではない。芸能事務所が売り出す“アイドルグッズ”も、10代のファン心理を刺激しまくっている。
 
 そうした状況を危惧した親たちが、市民団体に、ある調査を申し込んだことがある。その調査によると、SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントからなる韓国3大芸能事務所所属アイドルグッズの価格はどれも常識を超えるもので、中でも最も高いのはSMだったという。

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