トラブルがあってもスポンサーへの配慮で情報操作される……!? 自動運転車の“本当の恐怖”とは

日刊サイゾー / 2015年11月9日 11時0分

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 名古屋大が開発を進める自動運転の実験車が10月22日、名古屋市内の公道で事故を起こしていたことが伝えられた。運転席には名古屋テレビ放送(メ~テレ)の女性リポーターが乗っていたが、事前に出された愛知県産業振興課への届け出に報道関係者の同乗は詳しく伝えられておらず、ちょっとした問題となっている。

 実は同じ10月、くしくも別の自動運転車によるトラブルが目黒区内であった。某民放局プロデューサーによると、こちらはバラエティ番組の企画として自動運転車の走行をタレントにリポートさせるもので、助手席に乗る予定だった。そのリハーサルとなる走行中、車のタイヤがパンク。路肩に寄せることもなく公道で止まってしまったために付近で渋滞が発生し、撮影は中断になったという。

 問題はこのトラブルについて、局側が自動車メーカーに気を使って神経質になりすぎ、番組企画自体を中止させ、一部始終を封印したことだった。

「この自動車メーカーは大手のCMスポンサーなので、局側はメーカーが開発に力を入れる実験車について、些細な問題でも表にするわけにはいかないという姿勢だったんです」

 タイヤがパンクしたのは自動車の性能とは関係のない原因である可能性も高かったが、局側の配慮は番組のお蔵入りだけにとどまらず、上層部が、ある情報番組の関係者に対し、この公道でのパンク件数を調査させて「パンクは道路が原因」とするデータまで揃えさせていたという。

「万一パンクが表になった際、即答で道路が原因だとする証拠を出すつもりだったんでしょう」とプロデューサー。結果、テレビ関係者が目黒区

「データは財政の良し悪しによって道路の整備状況に差があると分析されるものでした。目黒区は人口減少と庁舎の移転、文化施設の新設などで慢性的な財政赤字に陥っていて、周辺の世田谷区、渋谷区、港区と比べ予算がないといわれているので、その財政格差により差が出て道路がガタガタ、各種工事後の補修がされていないということを示していました。先手を打つ形で情報番組内でこれを出すかもしれないという話も聞きました」(同)

 スポンサーへの配慮はテレビ業界の常識だが、そのフォローを情報番組の特集で補おうとするのはちょっとやりすぎな気もする。パンクひとつでここまでやるのだから、もっとネガティブな話があったら、さらに大掛かりなフォローがある可能性が高い。一歩間違えれば、情報操作になりかねない話だ。

 11月下旬に放送予定だった同バラエティ番組は、同じタレントを起用して別の企画を収録したようで、この件について局側に問い合わせたところ「放送前の番組の中身に関してのご質問にはお答えしかねます」との返答だった。
(文=藤堂香貴)

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