元日本代表選手の不満爆発で広がる、チーム内の不協和音 セレッソ大阪J1昇格に黄色信号?

日刊サイゾー / 2015年11月10日 19時30分

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 J2リーグで三本の指に入る潤沢な資金力を持つセレッソ大阪のJ1昇格に、暗雲が立ち込めている。

 先日行われたJ2第40節では、格下のチームであるツエーゲン金沢に、まさかの0-3での完敗。現在、J1昇格プレーオフ圏内である4位につけているものの、ここ4試合、勝利がない状態だ。

 いったい、セレッソ大阪に何が起きているのだろうか?

 セレッソ大阪は昨季、FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会のMVPであるディエゴ・フォルランを獲得したものの、徐々に守備的な戦術に移行していったチームにフィットできず、まさかのJ2降格となった。

 それでも今季、元日本代表の玉田圭司などを獲得し、J1復帰に向け、しっかりと戦力を整えた。

 だが、8月くらいからチームの雰囲気が悪くなり始める。玉田はジェフユナイテッド・市原千葉戦後にブログを更新し、「スタメン落ちの玉田です。自分でも納得はいってませんが、それでもチームにはどうしても勝って欲しかった(中略)家に着いても、ストレスが溜まる一方なので、質の高いプレミアリーグみて発散します!」と記し、サポーターを不安にさせた。さらに10月に入ると、今季加入し、好調を維持していた元日本代表の関口訓充が自身のTwitterで「腹立つわ…」とツイート。玉田はチームナンバーワンの10得点を挙げており、関口も多くのチャンスを演出しているが、スタメン落ちの試合も多い。

 では、誰が試合に出ているのか?

「7月末に加入した元浦和レッズのエジミウソンです。身長183㎝というパワー、さらにスピードとテクニックも兼ね備えているので、パウロ・アウトゥオリ監督は重宝しているようですが、本調子にはほど遠い。“旬”が過ぎた選手にも見えてしまい、実際に12試合出場で2得点と振るわない。玉田や関口の怒りも、もっともです」(サッカーライター)

 アウトゥオリ監督はサンパウロFC監督時にFIFAクラブワールドカップを制し、2006年には過渡期だった鹿島アントラーズをヤマザキナビスコ杯決勝まで導いた名将として知られている。そんなアウトゥオリ監督はなぜ、エジミウソンを起用し続けるのだろうか?

「自らが補強したブラジル人選手に偏重してしまっているのでしょう。さらにいえば、アウトゥオリ監督は記者会見が巧みなので名将と呼ぶ人もいますが、近年は結果を出せていません。鹿島アントラーズにいた時も、選手補強でフロントとモメていました。また、ブラジル人監督の中には、監督に意見できるような経験と実績のある選手をあえて干すことでチームをまとめようとする人もいるんです。以前、鹿島アントラーズやセレッソ大阪で監督を務めたジョアン・カルロス氏がそうです。アウトゥオリ監督がどうかはわかりませんが、今のチーム状況は良くないですね」(同)

 その名前が挙がったジョアン・カルロス監督だが、01年にセレッソ大阪にJ1残留を託されながら、チームを立て直せず、J2に降格させてしまっている。J1昇格を託されているアウトゥオリ監督が、その二の舞いにならないことをサポーターは願っているだろう。
(文=TV Journal編集部)

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