青学・原監督が「箱根駅伝」全国化主張で干され危機! “老害大学”の猛反発で……

日刊サイゾー / 2018年1月13日 16時0分

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 今年の箱根駅伝で、見事4連覇を飾った青山学院大学を率いるのが、名将・原晋監督。最近では、本を出版したり、バラエティ番組はもとよりドラマにまで出演したりと、今やすっかり有名人だが、箱根駅伝の在り方に関する発言が波紋を呼んでいる。

 問題の発言が飛び出したのは、青山学院大が4連覇を達成した直後のことだ。そもそも箱根駅伝は、関東学生陸上競技連盟が主催する“ローカル大会”。しかし今や、ビデオリサーチ調べの視聴率で30%近くに達するお化け番組となったことから、「関東以外の大学も出られるようにすべき」という意見が寄せられるようになった。

 そんな中、原監督は、1月8日付の日本経済新聞で、「競技人口を増やす一手として箱根駅伝のエンターテインメント性をどんどん出すべきだろう。メディアに露出して魅力を発信することこそ普及につながる」「地方創生という観点からも全国化は有効で、地方の大学が出場できれば地域の活力になる」と、私見を披露した。

 原監督が全国化を訴えるのは、これが初めてではない。原監督は、2016年の優勝後に、「(箱根駅伝は)もう関東の枠にとどめておけない状況」と発言。17年1月に自民党の会合に出席した際にも、「スポーツビジネスを考えるにあたって、箱根駅伝の全国化は絶対、必要不可欠な問題だ」と述べるなど、かねてより全国化を訴えている。しかしこれを苦々しく見ているのが、古参である中央大、早稲田大、日本大らの関係者だ。週刊誌記者が語る。

「今や大学陸上界で随一の発言力を誇る原監督ですが、彼は愛知県の中京大学出身で、箱根駅伝とは無縁の選手でした。もちろん青学の4連覇は大変な偉業ですが、青学の出場回数は94回中23回。出場91回の中大をはじめ、早大、日大(ともに87回)、法政、東洋、日体大など、ほとんど毎回出場してきたような大学に比べれば、まだまだ“ひよっこ”です。箱根駅伝では新興の大学の監督が、伝統ある箱根の改革を訴えることに怒り心頭の関係者は少なくありません」

 年長者や先輩を差し置いて意見すれば、反発されるのはどの世界も似たようなものだ。しかし、この背景には、より直接的な大学側の事情もあるという。箱根常連校の関係者が語る。

「受験シーズン直前に大学名が連呼される箱根駅伝のPR効果は計り知れません。しかし箱根駅伝が全国化され、出場校が増えたり、出場するのが難しくなったら、PRのチャンスは減ってしまいます。全国化されても関東の大学にはなんのメリットもありません。箱根駅伝が放送されるたびに、『なぜ関東の大学しか出れないのか?』という意見が出ますが、そもそも箱根駅伝は、テレビ中継が行われるはるか前から存在してきた大会です。長年、関東の大学が大切に育ててきた大会の面白さに着目した日本テレビが、それに乗っかっただけのこと。人気が出たからと言って、それを『閉鎖的だ』というのはお門違いです。大学駅伝日本一を決める大会は、ちゃんと全日本大学駅伝という大会があるので、それで十分ではないでしょうか」

 箱根路を駆け抜けるランナーの颯爽とした走りとはかけ離れた“大人の駆け引き”は、それはそれで見もののようだが……。

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