眞子さま&小室圭さん問題どころじゃない? 「即位の礼」と「大嘗祭」に向け、決めなきゃならぬことはめじろ押し過ぎる!
日刊サイゾー / 2018年4月3日 17時0分

秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動に騒いでいる場合ではない。前代未聞の事態とされる結婚延期騒動だが、それよりも、近代以降は前代未聞の生前退位と、新たな天皇陛下の即位の礼が、来年に迫っているからだ。
3月末、政府は来年の即位の礼と大嘗祭の日程の方針を決定。これで、退位から即位の礼までの基本的なスケジュールが決まった。
これによれば、来年4月30日に今上天皇が退位される「退位礼正殿の儀」を行い、翌5月1日に三種の神器と御璽・国璽を継承する「剣璽等承継の儀」、三権の長ら国民代表と会う「即位後朝見の儀」を挙行。この日をもって、改元が行われることも決まっている。
その後、10月22日に即位の礼。11月14、15日に大嘗祭が行われることになっている。
すでに新聞などで報道されている部分だけを見ても、儀式の数は多い。でも、これはまだ、ほんの一部。実のところ宮中で実施される儀式は、まだまだある。今上天皇の即位の礼・大嘗祭の時の場合だと、一連の儀式が挙行された年となる平成2年1月、天皇陛下が自ら宮中三殿(皇居にある賢所、皇霊殿、神殿の総称)に、儀式の期日を奉告する儀式に始まり、勅使を派遣して神武天皇陵及び前四代の天皇陵への期日の奉告が行われた。
さらに、大嘗祭で用いられる稲を収穫する「斎田」を決める「斎田点定の儀」などなど、とにかく、儀式は次々と行われる。
そして、一連の儀式は前例があるようでない部分も多いのである。
我が国の歴史において即位の礼・大嘗祭は連綿と続いてきた(ただ、戦国時代などには大嘗祭は中断。そのため、大嘗祭が行われるということは、世の中が治まっているという見方もできるとか)。
ただ、その儀式の次第は時代と共に変化している。例えば平安時代後期の史料では、密教の要素を取り入れた儀式が行われたとある。その後の時代では、仏教要素を排除する形で、儀式が行われた時代も。
つまり、即位の礼・大嘗祭というものは、伝統的でありながら時代に合わせて変化をしてきたものでもある。今回の即位の礼・大嘗祭は、もっとも近い前例は今上天皇の時のもの。この今上天皇の即位の礼・大嘗祭というのは、現行の憲法と皇室典範で行われた唯一の例。そこに加えて、今回は近代以降は前例のない生前退位が加わる。
例えば、即位の礼・大嘗祭の際に上皇となられている今上天皇は、どこにどういう形で席を設けられるのかなど、儀式のスケジュールが公開されるごとに「いったい、どうするのだろう」と疑問を持つ人も多いはずだ。
大嘗祭に使う稲を収穫する田んぼも、そうだ。この田んぼは国の東側を悠紀、西側を主基と呼ぶ。これを平成の大嘗祭の際には、新潟・長野・静岡を基準に東西を決めたのだが、それ以前は京都で二分だった。ならば、今回はどうするのかも決めなくてはいけなかったりする。
これからさまざまな報道を通じて、話題になりそうな一連の儀式。歴史的背景を踏まえてみると、ロマンに胸が高鳴るんじゃないだろうか。
(文=昼間たかし)
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