「山口達也メンバー」呼びについて、報道記者に聞いた! 過去には「島田紳助司会者」「布袋寅泰ギタリスト」も……

日刊サイゾー / 2018年4月30日 14時0分

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 TOKIOの山口達也が、自宅に招いた女子高生に酒を勧めた挙げ句にキスをしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されたニュースが世間を賑わせている。

 26日、記者会見を開いた山口は、被害女性やTOKIOのメンバー、ファンなどに謝罪の言葉を述べたが、テレビ番組やCMの放送中止など、騒動の影響は広がるばかりだ。

 そんな中、大きな関心が集まっているのは、この事件を報道するメディアの多くが「山口容疑者」や「山口さん」ではなく「山口メンバー」という奇妙な呼称を用いていることだ。読売新聞のみ「山口容疑者」の呼称を用いたが、ほかのテレビ・新聞はすべて「山口メンバー」だった。

 過去、元SMAPの稲垣吾郎が公務執行妨害で逮捕された際に「稲垣メンバー」と呼ばれたことは注目を集めた。また、過去に芸能人が事件を起こした際には、島田紳助が「島田司会者」、布袋寅泰に至っては「布袋ギタリスト」という珍妙な呼称で報じられたこともある。

 これついて、報道各局からジャニーズ事務所への忖度、あるいは、ジャニーズがメディアに対して、なんらかの要請をしたのではないかという話が、まことしやかに語れている。

「確かに、圧力や忖度は少なからず存在するでしょうけど、もし、そんな圧力に実効性があるとしたら、そもそもこの事件は報じられてませんよ」

 そう話すのは、在京キー局の報道部に所属する記者。

 この人物によれば、報道各社は明文化はされていないものの、事件報道の際の名前や呼称などに一定の基準を持っているという。

「自分のところの場合、大原則として『容疑者』と呼ぶのは、身柄を拘束されている時に限ります。ですので、稲垣が逮捕された時も、第一報では『稲垣容疑者』と報じていました」(同)

 では、拘束されていない時はどうかといえば、通常は名前を報じないのだという。「会社員の男」などとするのが、社内的なルールだ。

 ただし、著名人や公人など名前を報じる必要があると判断した場合に限り、拘束されていなくても名前を報じることがある。こうした場合、通例は役職などの肩書きになる。「××社の○○取締役」「○○議員」という形で報じられるのだ。

「芸能人の場合だと、これが難しいのです。俳優やピン芸人などであれば『さん』、グループの一員の場合は『メンバー』にすることが多いのですが、明確に決まっているわけではありません。もしも事件を起こしたのが、城島だったら『リーダー』と報じていたと思います」(同)

 それでも、奇妙な「メンバー」という呼称を用いるのは、何か忖度があるのではないかと思い尋ねてみると……。

「一般の中年男性が、連れ込んだ女子高生にキスして逮捕された場合、ニュースにはならないでしょう。ニュースにしている時点で、忖度なんかしてませんよ。ジャニーズ事務所に権力があったとして、すべてのテレビ局に圧力をかけて回るのは不可能な話でしょう。むしろ、どこの局も報じているのだから、様子を見ながらグイグイといけますね」(同)

 名前を大々的に報じられている時点で、通常の事件よりも“マイナス地点”からのスタート。やはり、忖度などないということか。
(文=昼間たかし)

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