心頭滅却すれば火もまた涼し……じゃなかった! 「火渡りの儀式」でインド人僧侶が大やけど

日刊サイゾー / 2018年5月8日 18時0分

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地面に熱した炭を敷き詰め、その上を裸足で歩く火渡りの儀式が盛んに行われているインドで、凄惨な事故が起きた。

 

 4月28日、カルナータカ州ラマナガラ地区のヒンドゥー寺院で催された祭りの中で行われた火渡りの儀式に参加した修行僧のビジャイ・クマールさん(35)が、燃え盛る炭の上で前のめりに倒れ込み、彼を救出した2人の修行僧とともに全身に大やけどを負う事態となったのだ。

 現場で撮影された写真を見ると、炭が敷き詰められた幅2メートル、長さ10メートルほどの「ランウェイ」を見物客が取り囲み、その中ほどでクマールさんが前のめりに倒れ込んでいる。その直後、彼が自力で立ち上がることができないとみるや、2名の修行僧がランウェイに飛び込み、クマールさんを抱きかかえて救出したようだ。

 3人はセントジョーンズ医療大学病院に搬送されたが、クマールさんは両足の60%に、クマールさんを救助した2人の修行僧も、それぞれ全身の15~20%に重度のやけどを負った。

 病院で撮影されたクマールさんの写真は、炭に触れたと思われる両足や腕の皮膚が剥がれ落ちており、実に痛々しい。

 火渡りの儀式は、日本でも成田山新勝寺や高尾山薬王院などで行われている。「心頭滅却すれば火もまた涼し」というわけだが、適切に行われれば重度のやけどを負うことはないと、科学的に説明されている。しかし、大きな危険が伴う行為であることも事実。修行や伝統は大切だが、安全管理も徹底されるべきだろう。

 

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