自由奔放なヴォーカルで一世を風靡! ”元祖ギター女子”川本真琴、インディーズで新境地

日刊サイゾー / 2019年2月21日 14時0分

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平成が終わろうとしている今、90年代に始まったJ-POPの流れがひとつの節目を迎えている。あのアーティストの楽曲はなぜ、ヒットしたのか? 音楽ライターの青木優が徹底分析! 

 先日、宇多田ヒカルの<歌姫ってなんなん>というツイートが話題になった。

歌姫ってなんなん

— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) February 15, 2019

 発端となったのは、おそらく11日にTBS系でOAされた番組『歌のゴールデンヒットー昭和・平成の歴代歌姫ベスト100ー』。彼女はたぶん、この番組内で、CDやレコードの売り上げで“歌姫のランキング”を決めたことに対して触れたのだと思う。

 僕もこの番組をなんとなく観ていた。当連載で過去に登場した安室奈美恵は4位、ZARDは3位にランクイン。

 で、今日取り上げる人はどうだったかというと……あら? ランク外? そうかー。大ヒットした曲もあるけど、そもそもリリースの数自体がそこまで多くなかったから、シングルの売り上げの集計をしても、そこまで数字が行かないのかなと。

 と解釈しながら、川本真琴について書きます。

 彼女のデビューは1996年のこと。デビューから、いきなり衝撃的だった。なにせ1stシングル「愛の才能」の作曲、アレンジ、プロデュースは岡村靖幸。その楽曲のファンキーさだけでもかなりの魅力がある上に、川本の歌声もルックスも、じつにキュート。結果、この「愛の才能」はスマッシュヒットを記録し、彼女はデビュー早々、音楽シーンの最前線へと躍り出たのである。

 川本は、その年の秋に2枚目のシングル「DNA」をリリース。さらに翌年の「1/2」、そのまた次の年の「桜」と、ヒットを連ねていった。この間には最初のアルバム『川本真琴』も出し、これはCDチャートの1位を奪取するほどのセールスを残している。

 川本の歌にはいくつかの特徴がある。歌声は、ちょっとロリータっぽくも、またアニメ声っぽくもあるハイトーン。その声や本人の風貌と絶妙なブレンドを見せるのは、青さや若さを感じさせる歌詞の世界だ。当時の彼女は20代前半だったが、<明日の一限までには 何度もkissしようよ>(「愛の才能」)といったように、歌詞の面では大人になる手前の少女の心情が鮮烈に反映されていた。しかも、その詞はまるで早口のように言葉が詰め込まれていて、これによって生まれる性急さが感情のスピードを加速させている感覚があった。

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