大森南朋『サイン』が視聴率2ケタキープの大健闘! 低予算&地味なキャスティングの舞台ウラ

日刊サイゾー / 2019年8月24日 20時0分

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 テレビ業界で、いったい誰が、この高視聴率を予想しただろうか?

 極めて下馬評が低かった、テレビ朝日系木曜ドラマ『サインー法医学者 柚木貴志の事件―』(大森南朋主演)が大健闘を見せている。

 初回は14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、今期の民放連ドラの中でトップの好発進。第2話で9.5%と急降下したものの、以降、11.5%→9.5%→10.7%→9.9%と、1回おきに2ケタと1ケタを行ったり来たりしているが、ここまでの平均視聴率は11.1%と2ケタ台をガッチリキープしているのだ。

 同作は2011年に韓国で放送されたドラマ『サイン』のリメイク版で、「日本法医学研究院」の解剖医・柚木貴志(大森)が、新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)とタッグを組んで、権力に屈することなく、真実と正義を追求していくストーリー。ヒロインで、警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖役の松雪泰子、国立大学の法医学教授・伊達明義役で、仲村トオルが出演しているが、それ以外のレギュラーキャストはほぼ無名な俳優・女優ばかりだ。

「大森は実力派俳優として知られていますが、ほとんどが脇役。『サイン』はプライム帯の民放連ドラで初主演となります。正直、演技がうまくても必ずしも数字が獲れるというわけではありません。このキャストでは、あまりにもしょぼすぎて、深夜帯でも十分なくらい。爆死も予想されていただけに、平均で10%超えているのは上出来。万々歳でしょう。テレ朝の『木曜ドラマ』は、米倉涼子や木村拓哉の主演ドラマ、絶対的な人気を誇る『緊急取調室』(天海祐希主演)などがオンエアされている看板枠で、元来数字をもっているので、『サイン』もそのあたりの事情が奏功している。ほかの枠なら、それこそ爆死だったかもしれません」(テレビ誌関係者)

 しかし、同局の看板枠という割に『サイン』は、キャストの乏しさが目に付いてしまう。なぜこのような地味な面々になってしまったのか。

「ズバリ、10月期に2年ぶりに放送する『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演)との兼ね合いでしょう。『ドクターX』はもともとキャスト陣の出演料が高く、莫大な制作費がかかっている。待望の第6シリーズは、やりたくなかった米倉を、大幅ギャラアップで翻意させたと言いますから、米倉一人の出演料だけでも、かなり高騰している。ましてや、米倉だけ上げて、ほかのメインキャストの出演料は据え置きなんてわけにはいきませんから、全体的なギャラアップは避けられません。『サイン』に西田敏行が特別出演しているのは、アップ分の補てんの意味がありそうです。そんな背景があるから、今期の『サイン』は低予算にならざるを得なかったのでしょう。ある意味、『ドクターX』のために爆死も覚悟していた『サイン』が、なかなかの健闘ぶりを見せているのですから、テレ朝の制作陣としてはホッと胸をなで下ろしていると思いますよ」(テレビ制作関係者)

 テレ朝としては、放送すれば20%超えが期待できる『ドクターX』は、まさにキラーコンテンツで、スポンサー受けもいい。それだけに待望の復活となるが、その影で犠牲となってしまった『サイン』の出演者、関係者は気の毒というしかない?

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