米倉涼子まで…女優やタレントの独立はなぜ続く? のん&新しい地図の成功が後押しか

日刊サイゾー / 2020年3月26日 6時0分

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 女優の米倉涼子が3月24日、所属するオスカープロモーションを退所し、独立することを発表、4月以降も女優として活動を継続していく。

 2020年の春は、所属していた事務所から独立するタレントが続出している。30年所属したスペースクラフトから独立する栗山千明、ジャニーズ事務所を退所する中居正広、オスカーを退所する岡田結実とヨンア、ナベプロを退所し海外での活動を目指すブルゾンちえみ、アーティストハウスピラミッドを退所した安田美沙子、松竹芸能との契約が終了となったTKOの木下隆行、加えて昨年12月にオスカーを退所していたことが明らかになった忽那汐里……など、多くのタレントたちが新天地での活動を決断している。

 これほどまでに同時多発的に多くのタレントが事務所をやめるのは珍しいことといえる。一体どんな背景があるのだろうか。

「かつての日本の芸能界は、所属事務所から独立した場合、“半年くらいは休業しなくてはならない”とか“一定期間は別の事務所に移籍してはならない”などといった暗黙のルールがありました。しかし、最近はそういった縛りはかなり減っています。事務所としても、ブラックなイメージがつくとその後の業務に支障をきたしてしまうし、メディアから叩かれてしまう可能性もあるので、辞めていったタレントの活動を制限することも無意味なのでしょう。

 また、元SMAPの3人を出演させないように民放各局に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所に『注意』したと報じられたことも大きかったですね。いうなれば、前所属事務所による圧力が公的機関によってNGとされたわけで、タレントとしては自由に事務所を辞められる環境が整ってきているということです」(ベテラン芸能記者)

 仮に前所属事務所といざこざがあったとしても、タレントとして成功を収めるケースが増えている現状もある。

「たとえば、のん(能年玲奈)さんは、前所属事務所であるレプロエンタテインメントを最悪に近い形で独立しました。結果的に、本名でもある『能年玲奈』名義では活動できなくなり、さらに民放の仕事もなくなってしまった。完全に干された形で、ネットなどではレプロに対する批判の声も多い。

 しかし、実際のところは、のんさんは音楽活動もできているし、舞台での女優活動も継続、さらに多数のCMにも出演しています。テレビドラマの露出はなくなったものの、それ以外のメディアでは大活躍しており、売り上げもレプロ時代よりも増えていると言われています。つまり、まったくもって干されていないし、やりたい仕事をできているしで、むしろ大成功を収めている。こういった姿を見て、“自分も独立する”と決断するタレントも増えているのでしょう」(芸能事務所関係者)

 のんと同様に独立後に成功しているのが、新しい地図の3人だ。

「新しい地図の3人も、地上波番組から姿を消しましたが、多数のCMはじめ、ネット番組や舞台、個展、音楽活動などを中心に、自由で充実した芸能活動を繰り広げています。今の時代は、テレビだけが活躍の場ではなく、いろいろな選択肢があるので、旧態依然とした芸能界のルールは機能していないんですよね。

 さらに、のんさんも新しい地図も、“古い芸能界から干された”という意味で同情票が集まっているのもまたポジティブな状況をつくっています。意図せずとも、“弱い立場に追いやられたタレントが頑張っている”という図式になっているので、どんな活動でも応援してもらいやすいという事実もあります」(同)

 もちろん独立の裏側にどんな事情があったのかということも重要だが、いずれにせよタレントが独立しやすい芸能界になったことは間違いないだろう。

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