ジャニーズ、ナベプロの上層部に相次ぐ動き…旧態依然の芸能ビジネスは終焉となるか?

日刊サイゾー / 2020年6月23日 18時0分

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 昨年から今年にかけて、大手芸能事務所に大きな動きが続いている。長年、事務所を支えてきたトップが次々と退いているのだ。

 2019年7月にはジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏が逝去。今年5月には、太田プロダクションの創業者で会長の磯野勉氏が亡くなっている。

 また、多くの女性タレントを抱えるオスカープロモーションでは、今年3月に創業者である古賀誠一氏が代表取締役社長を退任し、代表取締役会長に就任。事実上、現場トップから退く形となった。さらに、老舗芸能事務所ホリプロの創業者で、山口百恵や和田アキ子らを育てた堀威夫氏も、今年6月にファウンダー最高顧問を退任した。

「昭和から平成にかけての芸能界を作り上げてきた、裏方の大物たちが次々と第一線から退いています。もちろん、少しずつ世代交代は行われてきましたが、ここにきていよいよ旧世代の影響力が完全になくなろうとしています」(芸能事務所関係者)

 具体的な変化も見え始めている。ジャニーズ事務所の動向はまさにその象徴と言えるだろう。

「ジャニーズ事務所からの退所者が相次ぎました。ただ、これまで“脱藩ジャニタレ”には厳しい措置をとってきた同事務所ですが、その退所者たちがそれなりに自由に活動できているというのは、今まではありえないこと。芸能界が変化しているのを実感します。また、オスカーの看板女優であった米倉涼子が独立したというのも、大きな動きです。特に俳優は個人事務所で活動する人も増えており、大きな事務所に依存する時代が終わりつつあるのかもしれません」(同)

 一方、大手芸能事務所ワタナベエンターテインメントは、常務取締役の大澤剛氏によるタレントに対するセクハラ行為が『文春オンライン』で報じられた。大澤氏は休職処分となり、役員を解任されることとなった。

「大澤氏は、ナベプロの渡辺ミキ社長の寵愛を受けていた人物。強気なメディア対策で芸能マスコミの間で“ナベプロは怖い”という共通認識を作り上げてきた張本人です。その大澤氏が現場から消えたことで、渡辺ミキ社長の影響力も薄れるのではと、言われています」(同)

 ナベプロとメディアとの関係も、少なからず変化しているようだ。

「これまでは、大澤氏の存在があったので、メディア側としてもナベプロを辞めたタレントを使いにくいという状況があったんですよ。でも、元ナベプロのタレントを気軽に使えるようになりました。正直、助かっている部分も多いです」(テレビ局関係者)

 さらに、吉本興業は昨年の闇営業騒動を受けて、エージェント契約を導入。タレントがより個人で動きやすい環境も整いつつある。

「大手事務所から独立して、個人で成功するタレントが増えてきた一方で、古くから業界を支える重鎮たちが退いていった、もはや、旧態依然とした日本型芸能界のシステムが、終焉を迎えようとしているんです。この流れはもう止められないと思いますね。事務所が主導権を握る芸能界から、タレント本人が主体的に動く芸能界に切り替わっていくのは間違いないでしょう」(同)

 全体を巻き込んで動き始めている日本の芸能界。パラダイムシフトに乗り切れない事務所が淘汰される時代となったのだ。

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