霜降り明星、おいしいネタはテレビではなくYouTubeで出す!? 先輩芸能人とは一線を画すネットネイティブ世代の価値観
日刊サイゾー / 2020年11月18日 19時0分
仕事柄、いろんな方のYouTube動画を見るのですが、最近、「なるほど~」とうなってしまった動画があります。M-1グランプリ2018王者・霜降り明星のYouTubeチャンネルで10月25日に配信された『粗品の実家の焼肉屋味希で登録者100万人突破を祝います!』という動画です。
企画の内容はタイトルの通りで、粗品さんのご家族が営んでいる焼肉店で霜降りの2人がひたすら焼肉を飲み食いするというもの。この店に10年勤めていたという粗品さんが料理を出し、お酒を飲みながら店での思い出などを語っていきます。粗品さんの強烈な焼肉愛が垣間見えたり、2人の仲の良さが感じられたり、見所はいろいろとあるのですが、企画としてはさほど目新しいものでも手の込んだものでもありません。
しかし、粗品さんが冒頭で発する言葉に、霜降り明星の独特の価値観が凝縮されています。
せいや「今日は粗品の実家の焼肉屋・味希に来てます! ええの?」
粗品「数々のテレビのオファーも断ってます。でもYouTubeやから、やろう!」
せいや「味希回や! ついに!」
いかがでしょう? なにか違和感を感じませんか?
「YouTubeやから、やろう!」、に。
めちゃくちゃ噛み砕いて説明すると、「実家の焼肉店への取材はテレビから何度もオファーが届くぐらい価値のあるネタだけど、基本的には断ってきた。でも、YouTubeだったらやってもいいよ」ということです。これ、今までの芸能人の価値観とは、真逆と言っても過言ではありません。
従来ならば、自分のプライベートにまつわるおいしいネタをどこに提供していたでしょうか? ほぼ間違いなくテレビでした。「芸能人○○の豪邸初公開」「○○の美人妹が初登場」などなどの煽り文句。みなさんも何度も見たことがあるんじゃないでしょうか。これはつまり、おいしいネタだから一番「高く」買ってくれて、一番「多くの人」に見てもらえるコンテンツに提供しよう、という考えです。至極、まっとうに思う人も多いかもしれません。
しかし、霜降り型の考え方は違います。
「テレビに出すのもいいけど、一度がっつり出してしまうと2回目からは鮮度が落ちて使えなくなる。テレビに消費されてしまうぐらいなら、YouTubeにストックして長く見てもらった方がいいんじゃないか」
これがネットネイディブ世代の芸能人の考え方です。
テレビとYouTube、同じ映像コンテンツではありますが、その特徴は180度違います。テレビは一度放送されたら基本的には二度と見られません。SNSで言えばストーリーズのようなもので、その時に見ないと消えてしまう消費型のコンテンツと言えます。しかし、YouTubeは動画が蓄積され、今日でも1週間後でも10年後でも同じコンディションで見ることができるストック型です。霜降りの2人は、この特徴をよくわかっているのです。
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