日本産BLドラマ『チェリまほ』がアジアで人気沸騰! 中国オタク文化とラブストーリーの現在地

日刊サイゾー / 2020年11月19日 11時0分

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※本稿中では便宜上、男性同士の恋愛を描いたドラマを「BLドラマ」と表記する。

 今年は新型コロナの影響がテレビドラマ界にも及んでおり、打撃が少なくなかったが、7月スタートの『半沢直樹』(TBS)が30%を超える視聴率を獲得し、コロナ禍の中にあって賑やかな話題を提供した。現在は秋クールのドラマが放送中だが、『半沢』ほどの話題作はない印象だ。しかし、それは“日本では”の話。

 実は国を超えて中国で密かに話題を集めている日本製ドラマがあるのだ。それがテレビ東京の「木ドラ25」枠(木曜深夜1時~)で放送中の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(以下、『チェリまほ』)だ。

 豊田悠氏による同名マンガを原作にした同作は、童貞のまま30歳を迎えたことで、“触れた人の心が読める”という魔法を手に入れたサラリーマン・安達清(演:赤楚衛二)と、同僚の仕事ができるイケメン・黒沢優一(演:町田啓太)によるラブコメディ。いわゆる、BL(ボーイズラブ)作品だ。

 BL作品、つまり男性同士の恋愛模様を描いたドラマといえば、日本では『おっさんずラブ』(テレビ朝日)や、『きのう何食べた?』(テレビ東京)など意欲的な作品が生まれ話題になることも増えてきているが、ところ変わって中国やタイでもBLドラマに熱視線が注がれている。

 現在はタイのBLドラマ『2gether』がアジアを中心に大ブームを起こしており、日本でもファンが増加。ウェブメディアや雑誌でも特集が組まれ、11月19日には女性誌「anan」編集部が「anan特別編集 『2gether』のすべて。」(マガジンハウス)というムック本を出版するに至ったほどだ。

 アジアのさまざまな国をまたいで起こっているBLドラマブームだが、そんな中で注目を集めているのが冒頭に挙げた『チェリまほ』だ。日本での反響はもちろんのこと、中国でも熱い支持を集めているということで、今回は『中華オタク用語辞典』(文学通信)の著者でもあるはちこ氏に、『チェリまほ』の反響について聞いてみた。

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──『チェリまほ』が中国のいわゆる“オタク層”の間で話題だと聞きました。実際にどのような反響があるのでしょうか?

はちこ氏(以下略) 大前提として、『チェリまほ』の公式放送は中国ではありません。なので動画サイトにファンが字幕をつけ無断でアップしたものや、ドラマのキャプチャー画像などしか材料としては与えられていないはずなのですが、それでもなかなかの反響があるようです。中国版のツイッターともいえるWeiboではタイトル名で検索したところ、すでに10万件近い投稿がありました。

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