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ワクチン接種開始も…新型コロナ“変異種”といたちごっこに?

日刊サイゾー / 2021年2月13日 21時0分

 国内でも、新型コロナウイルスの変異種への感染が見つかり、連日、報道されるようになっているが、英国で見つかった変異種が米国で“急激”に感染拡大しているとの共同研究が1月7日に発表され、話題となっている。その上、WHO(世界保健機関)が変異種にはワクチンの効果が低い可能性について警鐘を鳴らしている。

 この共同研究は英BBCが取り上げたもので、未発表の研究資料を掲載する「MedRxiv」に投稿された。ただし、査読(専門家などによる検証作業)は行われていない。

 共同研究によると、従来の新型ウイルスよりも感染力が強いこの変異種は、米国での新規感染報告の割合が9日ごとに2倍に増えているという。この変異株は米国の従来種の新型コロナウイルスと比べて感染力が35~45%高いという。

 その上で、「変異種による感染の大半を占めるようになった各国と似た傾向が米国でも見られており、感染率と死亡率を最小限に抑えるために直ちに断固とした対策が必要だ」と指摘している。

 CDC(米国疾病対策センター)は、3月までにこの変異株がアメリカでの感染の大部分を占めることになるだろうと推測している。

 この変異種は現在80カ国以上で確認されており、日本でもNIID(国立感染症研究所)
が「感染性が増加している可能性があることから、まん延した場合には、従来と同様の対策では、これまで以上の患者数や重症者数の増加につながり、医療・公衆衛生体制を急速に圧迫するおそれがある」と警鐘を鳴らしている。

 厚生労働省も新型コロナウイルスの変異種について、「英国や南アフリカ共和国において報告された変異した新型コロナウイルス感染症(変異株)」の感染者情報を発表している。

 筆者は、当サイト2020年11月12日配信の「新型コロナワクチン開発が前進も『欧州で猛威を振るっているのは変異種』治療薬が効かない可能性も」https://www.cyzo.com/2020/11/post_258329_entry.htmlで、欧州で新型コロナウイルスの変異種が発生し、感染が急速に拡大していることを取り上げ、せっかくワクチンや治療薬が開発されても、効果が低い可能性に言及した。

 この危惧がどうやら現実味を帯びてきている。

 WHOは2月9日付の報告書で、南アフリカ、ブラジルに続いて英国の変異ウイルスでも、ウイルスを攻撃する抗体から逃れる、いわゆる「逃避変異」と呼ばれる変異が確認されたと発表した。

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