「全員悪人 完結。」と言ってはみたものの......北野武監督『アウトレイジ ビヨンド』の先に何かがある!?

日刊サイゾー / 2012年9月27日 8時0分

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 いよいよ北野武監督最新作『アウトレイジ ビヨンド』が10月6日に公開される。前作『アウトレイジ』の続編で、東日本大震災の影響を鑑みて約1年遅れの完成となったが、西田敏行や三浦友和ら豪華役者陣による重厚な作品に仕上がっている。

 キャッチコピーは「全員悪人 完結。」。額面通りに受け取れば、続編の製作は「ない」と言っていいだろう。

 だが、事情を知る関係者は「いやいや、まだわかりませんよ。ネタバレしてしまうので言えませんが、クライマックスは、とても完結といった感じではないんです。主要キャストの何人かは生き残りますからね」と明かす。

 世界に名高い"北野作品"ではあるが、興行的に大ヒットと呼べるものは2003年公開の『座頭市』までで、その後の『TAKESHIS'』(05)や『監督・ばんざい!』(07)、『アキレスと亀』(08)は興行的に苦戦を強いられた。

「だいぶ赤字で、事務所の台所事情も厳しくなったとか。そんな折、得意の暴力映画に戻した前作『アウトレイジ』がヒット。特にレンタルが好調のようです。事務所的な本音を言えば、まだまだアウトレイジシリーズを撮ってほしい。そのことはたけしさんもわかっているはずです」(映画関係者)

 それを知ってか、最近の北野監督の言動にも変化が......。先日行われた「第69回ベネチア国際映画祭」の公式会見で、記者から「次回作は?」と聞かれ「3本目も撮れということになりそうなので、台本を書いておいた」と発言。同事務所の森昌行プロデューサーも慎重な言い回しながら「(続編は)今回が、どの程度の成績かによる。シリーズものでは『3』があると分かると『2』はビデオで見ちゃうから。現時点で『3』製作の意思はないという建前にしておきます」と話した。

 舞台裏を知る関係者は『アウトレイジ3』の製作は既定路線であると明かした上で、次のように証言する。

「おそらく今回"わざと"出番が少なかった高橋克典さんあたりが、次作のキーマンになるでしょうね。あとは高倉健さんが出るか出ないか。健さんとは先日公開された『あなたへ』で共演しているし、その縁でオファーを出せば、OKしてくれる下地は整っているからね」

 18日に行われたプレミアイベントで、北野監督は「高倉健さんの任侠映画、深作(欣二)監督の『仁義なき戦い』シリーズが日本の暴力映画の歴史をつくってきた。たぶん『アウトレイジ』は新しい時代の流れをつくる」と発言。やはり"完結"ではなく"始まり"のようだ。

※画像は『アウトレイジ ビヨンド』公式サイトより


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