ウミガメからツルの首のリングフライまで......中国人が希少動物を食らう理由

日刊サイゾー / 2012年2月28日 8時0分

 ジンバブエで2月16日、 絶滅危惧種としてワシントン条約でも保護動物に指定されているベルセオレガメを食用にしたとして、4人の中国人が逮捕された。警察が行った家宅捜索では、40匹分のカメの残骸と13匹の生きたカメが発見されたという。

 昨年12月には南シナ海で、やはりワシントン条約で保護動物に指定されているアオウミガメを密漁していた中国漁船の乗組員6人がフィリピン海軍により拿捕されている。

 カメだけではない。インドネシアやタイ、フィリピンでは、これまたワシントン条約で保護されているセンザンコウの肉が中国に密輸される事件が相次いでいるという。さらに寅年だった2010年には、各地で虎肉の密売が横行した。

 4本足のものは机と椅子以外すべて食べるといわれる中国人だが、保護が必要とされる希少動物にまでその食指を伸ばすのには、一体どんな理由があるのだろうか。

「中国では、普通の人は口にできない珍しい食材を食べることは栄誉なことなんです」

 そう話すのは、広州市在住歴10年の日本人駐在員だ。

「広州市内だけでも希少動物の料理を出す接待用の高級レストランは複数ありますよ。私が取引先の社長に連れて行かれたあるレストランでは、ツルの首の部分を輪切りにして揚げたリングフライや、カワウソの鍋、オオサンショウウオの姿焼などが出てきました。高いだけで別においしくもなんともないんですけどね......。その席上でも、中国人同士が『あれを食べたことあるか?』などと、これまで食べた希少動物をさかんに自慢し合っていましたよ」

 他国の固有の食文化は尊重すべきものだが、見栄のためだけに希少動物を食用にしているとしたら、それはただの悪食だ。

 急激な経済成長によって蓄えた人民元パワーを武器に、中国人が世界の希少動物を食い尽くす日も遠くはないかもしれない!?
(文=牧野源)



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