家族仲を強調する井上陽水と、別の視点で眺める徹子の奇妙な会話

サイゾーウーマン / 2012年4月12日 12時0分

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 37年も番組が続くと、「30年ぶりの出演」という、ビックリするようなことも時々ある。

 4月5日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)、30年ぶりのゲストというのは、井上陽水。陽水といえばあの独特の風貌と、徹子とは対極にいるマイペースなねっちょり系のしゃべり方。両者のトークはどう絡むのだろうか。30年ぶりであることに対して、「ご無沙汰ばっかりをしてました」と、いきなりちょっと不思議な言い回しで挨拶する陽水。確かに30年ぶりではあるが、

「30年ぶりでございます」(徹子)
「30年ぶりでございます」(陽水)
「すごいですね」(徹子)
「次、30年というと、ちょっと自信ないんですけれども……」(陽水)

 「30年」しか言ってない。なんだか、ボクサーがジャブで互いの間合いをはかるような「30年」だけの応酬だ。まずは、その30年前の出演時や『ザ・ベストテン』(TBS系)の思い出話。そして音楽家としての苦悩や葛藤など、現在に至るまでの話をしながら、

「経ってみると、本当にあっという間で」(徹子)
「あっという間ですね」(陽水)

 と、感慨深げにまたまた「30年」の話へ。テレビ番組への出演自体久しぶりだとのことだが、モノマネ界なんかでもひとつの定番となっている独特の空気は相変わらず。だから、「温泉とか行くようになりました」というような、本来なら平凡でしかない一言も、陽水が言えばなぜか面白い。

 そんな陽水さん、実はもう孫がいて、おじいちゃん。徹子に、「とってもカワイイおじいさま」と言われ、「ハハッ!」とちょっと高らかな照れ笑い。この8歳の孫が歌うところを録音した、ビートルズの曲が流れる。ギターで伴奏しているのは陽水、すごく豪華なプライベート録音だ。おじいちゃん(陽水)はもちろん、奥さんも娘も歌手な訳で、当たり前なのかもしれないが、お孫さんの歌も、なんかうまい。この孫について、

「自分の子どもに対しては、『お父さんこういうの聞いてたんだよ』っていうことは、あまりやる機会はなかったんですけど、孫になると、なんかそういう機会ができるんだなぁって思ってね」

 どこか浮世離れしてそうに見える陽水さんにも、普通のおじいちゃんみたいなところもあるんだ。そして、家族でカラオケに行くこともあるんだそう。徹子が「そういう時はご自分の歌ってのは歌わないの?」とたずねると、基本的にはないのだが、「やっぱり家族のリクエストとかあったり、勝手に入れたりするんですよ」と、カラオケで自分の曲を歌うこともあるんだそう。勝手に曲を入れられ、イントロが流れると、ちょっと照れながら歌う陽水おじいちゃん。想像すると、ちょっと微笑ましくなる。

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