932年ぶりに見られる“太陽の環”、金環日食の正しい観察方法

サイゾーウーマン / 2012年5月14日 9時0分

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 きたる5月21日は、「金環日食」です。“日食”とは、太陽の手前を月が通過することによって起こる現象のこと。今回の金環日食は、太陽が部分的に隠れる「部分日食」や、太陽がすっぽりと隠れてしまう「皆既日食」と違って、太陽の中心部のみが隠れてリング状の光が見られる幻想的なもの。このような太陽の環は、非常に珍しい天文現象です。さらに、東京、大阪、名古屋などの太平洋側の広い地域で観測可能。これほど広い範囲で観測できるのは、932年ぶりの出来事です。

 “日食は不吉なもの”という迷信
があります。インドの占星術師たちは、太陽が隠されるので、インドで重要とされている太陽神が隠されると考え、見ることはもちろん外出も不吉とされるため、「日食が過ぎるまで家にこもる」ことをすすめるそうです。

 とはいえ、このレアな天体現象、どんないわれがあっても見てみたいという人も多いはず。しかし、観測するには、注意が必要です。正しい方法で観測しないと、目に悪影響を与えることもあるので気をつけてください。

■直接太陽を見ることは絶対にNG!

 なにより注意しなければいけないことは、「直接太陽を見てはいけない」ということ。必ず専用グラスを使って観測しましょう。
 
 太陽の光は、可視光線や赤外線、紫外線を含んでいます。直接太陽を見続け、瞳がダメージを受けてしまうと、最悪の場合「日食網膜症」になってしまうことも。網膜が焼けて、視力が低下し、最悪の場合は失明の恐れもあります。さらに恐ろしいことに「日食網膜症」には、治療法がありません。日食を観測しようとして、直接太陽を見てしまって視力が低下したら、もう元には戻りません。だから、専用グラスを使わないで見ることは絶対にタブーなのです。
 
 このほかにも、日食を見るときにやってはいけないことは以下のとおりです。

・サングラスや黒い下敷きを通して見る
 光の遮断が不十分で、有害な波長を100%カットしてくれるわけではないので危険です。

・望遠鏡や双眼鏡を使う
 ただでさえ強い太陽の光が、より増強されるので、失明の恐れがあります。

・日食撮影専用のフィルターを使わずに撮影する
 専用フィルターなしで太陽にレンズを向けると、太陽の光がカメラ内を焼いてしまい、故障してしまう恐れがあります。

■日食グラスを手に入れよう!
 
 金環日食を見るには、専用の「日食グラス」が必須! ネット通販でも、デザイン豊富に取り揃えられています。厚紙に両目用ののぞき窓が2つあって、そこに遮光シートが張られているものが一般的。お値段も500円前後~1,000円以下で購入できるものも多く、リーズナブルです。

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