うなぎ高騰の今、土用の丑の日は「土用シジミ」のお吸い物がベスト!

サイゾーウーマン / 2012年7月17日 12時0分

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 最近、世間を騒がしているニュースの1つが、「うなぎの高騰」。なんと仕入れ値は、前年の2倍という報道も。こうなってくると、7月27日の「土用の丑の日」を前にして、うなぎを食べるべきか食べないべきか、悩んでしまいますよね。でも、そもそもなぜ、「土用の丑の日」は、うなぎなのでしょうか。

■「土用の丑の日」の由来
 まずは、土用の丑の日の意味から説明しましょう。「土用」は曜日の「土曜」ではなく、中国の自然哲学思想「五行思想」の分類です。この世のものは「木・火・土・金・水」の5種類で成り立っていて、それを季節に当てはめると、春=木、夏=火、秋=金、冬=水になり、季節の変わり目(約18日間)が土になります。そして、「丑の日」は、十二支の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の「丑」で、曜日のように使われます。「土用」と「丑」が当てはまる日が、「土用の丑の日」になるわけです。

■土用にやってはいけないこと
 土用には、さまざまな習慣があります。土用中には土を犯してはならないことから、土いじりや農作業はNGとされていました。それは、季節の変わり目で体調を崩しやすいから、あまり過度な労働を避けるため、という先人の知恵でもあります。だからこそ、栄養価の高いうなぎを食べると言う習慣も浸透していったのでしょう。

■土用の丑のうなぎは作られたブームだった
 土用の丑の日にうなぎを結びつけたのは、一説には蘭学者の「平賀源内」と言われています。夏場でうなぎが売れないうなぎ屋から相談された源内は、「本日土用丑の日」とキャッチコピーをつけて、うなぎを食べる日のようにCMをしたのです。もともと、「う」のつくものを食べる民間伝承があったのですが、それをうなぎに特化した戦略です。それがヒットして、バレンタインデーと同じで、作られたブームが風習として定着していきました。

 ただ、なぜ夏場でうなぎが売れなかったか、気になるところですが、実は簡単な話です。それは、うなぎの旬ではないから。うなぎの旬は秋から冬にかけて。夏物のうなぎは味が落ちるということで、本来は好まれないものでした。それがブームによって、夏の風物詩にまで格上げされたのです。

■これからの土用はシジミ!?
 「土用の丑の日」はうなぎじゃなくてはダメなのか。ここまで読んでくると、そうでもありませんね。実際は、夏バテ防止に栄養価の高いものや、民間伝承に乗っ取って「う」のつくものを食べればいいだけです。「う」のつくもので夏バテに効果がある食べ物といえば「うどん」です。食欲がなくなってしまう暑さでも、うどんなら食べやすく栄養もあります。また、旬ではない土用の「うなぎ」と対照的に、旬がぴったり合致して栄養価の高い食べ物があります。それが「ヤマトシジミ」。「土用シジミ」とも呼ばれるこのシジミは、最も流通していて、夏が旬で、栄養価が高いためにこう呼ばれています。まさに、夏バテ防止にぴったりの食材。さらにシジミには、「オルニチン」と呼ばれる基礎代謝を高めてくれる成分が含まれていて、ダイエットにも効果あり。うなぎが高騰している今、土用の丑の日は、マーケティングで作られた「うなぎ」よりも、「うどん」と「シジミのお吸い物」や「シジミのお味噌汁」がベストかもしれません。 


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