K-POPの惨敗組? JYPエンタ赤字続きの海外事業、敗因は「日本進出の出遅れ」

サイゾーウーマン / 2013年3月31日 13時0分

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 2PMやWonder Girlsを擁するJYPエンターテインメントが、アメリカに設立した現地支社をわずか1年余りで撤退させたことが明らかになった。

 韓国証券取引所(KRX)によると、JYPエンタが2011年11月にアメリカ進出の拠点として設立した「JYP Creative, Inc.」が、昨年末に多額の赤字を抱えて倒産したという。とにかく利益を出せなかった、というのが倒産の理由だ。アメリカ支社の主な事業は、音楽制作およびCDなどのソフトの製造、そしてアーティストのマネージメントということで、親会社(本社)にあたるJYPエンタが、120万ドル(約1億1,100万円)を投資し、株を100%保有していた。倒産を決めた昨年には、投資した金額以上の17億1,800万ウォン(約1億4,300万円)の赤字を出したという。

 実は、JYPエンタがアメリカに支社を出すのは、これが2度目。1度目は06年7月で、42億ウォン(約3億4,800万円)もの金額を投資している。この時は赤字続きながらも4年間経営を持ちこたえたが、ちょうどこの期間はJYPエンタの社長であるパク・チニョンの野心作であるWonder Girlsがアメリカに拠点を移し、必死に活動をしていた時期である。最初に設立したこの支社は、Wonder Girlsがアメリカで惨敗を喫し、韓国に出戻ったのとほぼ時を同じくして倒産。それからほどなくして、アメリカでの成功の夢を追い求めるパク・チニョンが、2度目の挑戦で設立したのが、今回倒産が明らかになった会社というわけである。

「パク・チニョンはレストラン業でもアメリカ進出を目指し、11年8月に100万ドル(約9,400万円)を投資して『JYP Foods, Inc.』を設立しています。昨年3月、ニューヨークのマンハッタンにオーガニック野菜とサムギョプサルの店『Kristalbelli』をオープンさせましたが、こちらも会計法人による監査報告書から、『過剰な損失により営業継続が困難』との指摘がなされているそうです」(韓流ライター)

 ところで、海外に支社を設立しているのはJYPエンタだけではない。東方神起やSHINeeを擁するSMエンターテインメントや、BIGBANGを擁するYGエンターテインメントも日本などに支社を置いている。皮肉なことに、SMエンタやYGエンタは毎年利益を伸ばしているのに、JYPエンタのみが海外における事業で毎年赤字金額が増加している。

「その大きな理由が、日本進出の出遅れと言われています。01年にSMエンタが、07年にYGエンタがそれぞれ日本支社を作っていますが、JYPは10年にようやく設立。もちろん、おりしのK-POPブームに乗ってのことですが、現在ではそのブームにも翳りが出ていることを考えると、JYPエンタの社長パク・チニョンを筆頭に、経営陣の手腕のなさは“ひどい”の一言に尽きますね」(K-POPに詳しいライター)

 経営手腕の悪さと、音楽だろうとフード関係だろうと、あくまでもアメリカにこだわり夢を追い続ける、悲しきまでのチャレンジ精神が生みだす莫大な損失。その補填のあてにされているのが、日本人ファンの懐であることは、言うまでもない。

※画像は「Independent Women pt.III」/JYP Entertainment

サイゾーウーマン

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