熟女姿を公開したブルース・ジェンナーに対する、C・イーストウッドのジョークが波紋を呼ぶ

サイゾーウーマン / 2015年6月10日 20時40分

 そんな彼が突然髪を伸ばし、クリスと別居・離婚手続きへと進み、「実は自分は性同一性障害。これからは女性として生きる」と宣言。男性と交際したことはなく、まだ性転換手術も受けていないが、「とにかく自分は男ではなく女なのだ」と主張し始めた。先日熟女姿で登場した雑誌「Vanity Fair」の表紙が公開されると、その変わりように全米が感動。ごつごつしたアスリートだったブルースは、華麗で美しい熟女ケイトリンに見事生まれ変わっており、多くのセレブが「おめでとう」とツイート。Twitter初心者のオバマ大統領までもが、「勇気がある」と祝福ツイートし、大手メディアもこぞって“ケイトリン”の誕生を報道した。

 しかし、手放しでブルースを褒めたたえる風潮に違和感を覚える人もいる。大御所ラッパーのスヌープ・ドッグは、メディアが彼のことばかり報道し、地道な慈善活動をしている人たちをないがしろにしていることを嘆き、女性に生まれ変わったブルースを「理科の実験」だとディスり、クリス・ブラウンもこれに同意。米大手スポーツ専門局「ESPN」主催のスポーツ選手を対象とした賞の授賞式で、ブルースに賞が贈られることを知ったトム・クルーズの息子コナーも、「みんな、彼が女になったってことをあまりにも大ごとに考えすぎてるんじゃないか。もっと重要な話題はほかにたくさんあるはずだろう? 受賞するにふさわしいアスリートは、もっとほかにいるはずなんじゃないか」と苦言を呈した。

 クリントの問題発言がオンエアーからカットされることを報じた大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」のコメント欄には、2,000件近くの書き込みが殺到しており、「この程度の発言をカットするってどういうこと?」「性同一性障がい者を腫れもののように扱うメディアにうんざり」「アメリカには言論の自由がなくなったってわけね」「女性と結婚を繰り返し、子どももたくさんいて、今になって女になるって生き方は感心できない」など、ブルース自身や彼をたたえるメディアに対する不満が噴出している。

 今年4月、クリントは自身の監督作『アメリカン・スナイパー』を批判し大勢のセレブを巻き込む大論争へと発展させた映画監督のマイケル・ムーアについて、「みんな、オレがマイケルを殺したいって思ってるとか、殺すと脅迫しているって言ってるけど。事実じゃないよ」と説明しつつ、「まっ、その案も悪くないけど」と笑い、話題になった。このように、クリントがブラックユーモアの持ち主だということは誰もが知っていること。また、高齢のため、子どもがいるブルースが女性になることについて「理解できん」と思っていても不思議ではないだろう。

 軽く発言したことがここまで大問題となったことに一番驚いているのは、もしかしたらクリント自身かもしれない。

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