テレビ局関係者らが選ぶ、「よくも悪くも予想を裏切られた」4月期ドラマ3作品とは?
サイゾーウーマン / 2018年3月21日 11時45分

ヒットと爆死の明闇がくっきりと分かれた1月期の連続ドラマ。当初から高視聴率を見込まれていた、嵐・松本潤主演の『99.9‐刑事専門弁護士‐ SEASON II』(TBS系)、木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)は、共に全話平均視聴率が15%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大台を突破した。そんな中、業界関係者が「よくも悪くも予想を裏切られた」という3作品を明かす。
まずは、視聴率が右肩下がりで、何度もネット上を騒がせた広瀬すず主演の『anone』(日本テレビ系)。初回の9.2%が最高で、その後は4%台にまで数字を落としてしまった。
「脚本や演出も『客を選ぶ出来』でした。広瀬の評価以上に、脚本を担当した坂元裕二氏の責任が、関係者の間でも二分しています。もともと坂元作品は、前作の『カルテット』(TBS系)もそうでしたが、“数字が追いつかない”点を懸念されていましたが『anone』ほどの大爆死は珍しい。業界評は高いものの、今後、坂元脚本の起用は、局としても慎重にならざるを得ないところでしょう」(芸能プロ関係者)
一方で、業界内での下馬評はパッとせず、全話平均も7%台に届かなかった『トドメの接吻』(日本テレビ系)は、意外な好評価を得ているようだ。
「主演の山崎賢人、ヒロインの門脇麦ではなく、新田真剣佑や新木優子ら、二番手以降の役者が見どころを作っていた印象です。キャスティングや『キスで人を殺す謎の女』という突拍子もない設定から、もっとひどい数字になると思っていましたが、この数字は逆に大健闘といえる。中高年視聴者は度外視し、10~20代前半にターゲットを絞って制作したことによって、いい意味で“吹っ切れることができた”事例となったのではないでしょうか」(制作会社スタッフ)
そして、『アンナチュラル』(TBS系)も、業界内で「予想以上の出来」「今期ナンバーワンの作品」といわれており、また主演の石原さとみも、「演技が作品に合っていてよかった」「新境地を切り開いた」と評されているそうだ。
「法医解剖医が主役、1話完結のミステリーという点だけでも、現在のドラマ界のトレンドに非常にマッチしている。『99.9』や『BG』は、キャスティングや制作費を見ても、『数字を取りにいった』ことがわかるドラマでしたが、『アンナチュラル』は作品の力で勝負して、全話平均視聴率11%超を記録したといえる。劇中の演出や米津玄師の主題歌など、全体的にセンスがいい作品でした」(テレビ局関係者)
4月期以降も、こうした「いい意味で予想を裏切る」作品が放送されることに期待したい。
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