松田聖子の過去映像と藤井隆のギャグが交錯する、珍妙すぎる対談番組

サイゾーウーマン / 2012年6月22日 12時0分

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 今回ツッコませていただくのは、6月14日に放送された『ミュージック ポートレイト 松田聖子×藤井隆 第2夜』(NHK)。

 「あなたの人生で大切な10曲を選んでください」という質問をもとに、「年齢差ちょうど10歳、エンターテインメントの第一線で活躍する2人が、それぞれ選んだ10曲を持ち寄り、語り合いました」という趣旨で番組は始まったのだが……。

 ちょうど歯科医との結婚が報じられたばかりの“旬の人”松田聖子。すべてが聖子の計算に操られているようで、良いタイミングすぎる。それにしても、対談相手が藤井隆とは、なんだかわからない珍妙な組み合わせ。最初は「NHKって藤井隆が好きだなあ」「そういえば、藤井隆って、元祖“アイドルオタク”みたいな芸人だもんな」というくらいの印象で見始めた。

 だが、実際に見てみると、その珍妙さは予想のはるか上をいっていた。

 改めて見ると、聖子の昔の曲は懐かしいし、昔の映像も可愛い。当時は全然感じなかったけれど、実は歌がうまかったことなどに気づいたが、2人の選曲とかエピソードとかはまあ、正直どうでも良い。

 それよりも、気になって仕方ないのは、「国民的スターとして時代を一気に駆け抜けた」聖子の映像と並べて、藤井隆が白目をむいて歌う下ネタコント映像「HOT! HOT!」が同格で、しかも非常に真面目なトーンで映し出されること。なに、これ? 聖子を笑わせようとしている仕込みなのだろうか。

 そう思って見ると、2人がトークしているセットも、どこかおかしい。周囲には花がたくさんあって、広い花屋のような、ステキなカフェのような空間の中に、小さな小さなテーブルが置かれて、“真正面”に向かい合って座る2人。これだけ広いスペースなのに、座り位置の距離が近すぎる。そんな距離感で、「悩んだ日々」「自分探し」の話を身振り手振りでする藤井。どんな顔をして聞いたらいいかわからないことなのに、アイドルの顔で頷きながら聞く聖子は、スゴイ。

 ちなみに、『第1夜』放送分では、藤井隆が選んだ桜田淳子の「気まぐれヴィーナス」が流れ、すかさず藤井隆が「コロッケ」のモノマネ状態で歌い始めた。これを小さなテーブル1つはさんだだけの至近距離から、1対1で真正面から見せつけられる聖子。ここでたまらなくなったのか、昔から変わらない聖子の豪快な“ガハハ笑い”がこぼれていた。

 NHKの真の目的がなんなのかはわからないけれど、タイムリーなゲストを迎えて、真正面から笑わせる妙な音楽番組。高度なコントを見るような気分でした。
(田幸和歌子)

※画像は『ミュージック ポートレイト』(NHK)公式サイトより


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