デロリアン、空飛ぶスケボー…次々と実現する『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の世界|プチ鹿島コラム

デイリーニュースオンライン / 2015年8月30日 18時30分

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 週末、風呂上がりにテレビをつけたらWOWOWで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3作を放送していた。全部DVDを持っているのだけれどそのまま朝まで見てしまった。途中、配達された新聞を読んでいたらこんな記事があった。

『夢のデロリアン 燃料「ごみ」映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」再現』(朝日新聞8月29日)

 車型タイムマシン「デロリアン」を、映画と同様、ごみを燃料に走らせようというプロジェクトが始まったという記事だ。

《映画の中でデロリアンがタイムスリップした日にあたる2015年10月21日に、都内でバイオ燃料を使って実際に走らせる。日本環境設計の岩元美智彦社長は「この日までに実現させることを目標にしてきた。30年来の夢がかなう」と話した》とある。

 2015年10月21日……。そうだ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマーティとドクが1985年からタイムスリップした「未来」って今年ではないか! もうじきだ。

 そう考えると、30年前に映画の中で描かれた未来(2015年)は興味深い。車が空を飛んでいるのはご愛嬌だとしても、けっこう実現しているものがある。携帯カメラ、シワ取り若返り、飛び出す(3D)映画、大画面テレビ、空気清浄機、グーグルグラス的メガネ、電話会議。

 あと、マーティが2015年の骨董屋で本を見ていると「カバーがついている(昔の)本は珍しいのよ。ホコリのつかない紙が発明されるまではカバーがついていた」と説明されていた。ホコリのつかない紙=電子書籍と考えればこれも実現か。ちなみに、2015年でマーティが履いていたナイキのシューズは、2011年にナイキ自らが公式レプリカを発表した話題は記憶に新しい。

 まだ実現していないものでは、秒単位で予想する気象予報や、空飛ぶスケボー(ホバーボード)があった。しかし後者に関しては先日の「世界陸上」でウサイン・ボルトにぶつかったセグウェイに乗っていたカメラマンが空を飛びそうになっていたので、半分実現していると考えたい。

 そういえば映画の中の1955年、1985年、2015年で変わらず存在したものがあった。新聞である。形式不変。オヤジジャーナルは不滅です。2015年10月21日がもうすぐやってくる。

著者プロフィール


お笑い芸人(オフィス北野所属)

プチ鹿島

時事ネタと見立てを得意とするお笑い芸人。「東京ポッド許可局」、「荒川強啓ディ・キャッチ!」(ともにTBSラジオ)、「キックス」(YBSラジオ)、「午後まり」(NHKラジオ第一)出演中。近著に「教養としてのプロレス」(双葉新書)。

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