【プロ野球】ほぼ期待外れ!? 昨年のドラフト1位選手たちの今(セ・リーグ編)

デイリーニュースオンライン / 2015年9月10日 11時0分

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 プロ野球も終盤戦。U18野球ワールドカップも閉幕し、いざドラフトのシーズンがはじまる。全国の有望選手たちの進路・行方に注目が集まるところだが、まずは昨年のドラ1の今を振り返ってみよう。(成績は9月6日時点)

【巨人】岡本和真(内野手・智辯学園)

1軍:3試合 .333 1本 2打点 0盗塁
2軍:69試合 .258 1本 16打点 1盗塁

 高校通算73本塁打。高校ナンバーワンスラッガーの呼び声高かった岡本。原辰徳監督の鶴の一声で巨人が獲得した。

 1年目からの活躍は厳しいのではないかと言われていたが、その前評判がズバリ的中。「長打力を見せたい」と意気込んでいた入団時とは打って変わって、泣かず飛ばすの状態に。8月1日のイースタン・楽天戦で同期の安樂智大(楽天)から一発を放つまで、本塁打が出なかった。

 それでも逆転Vの起爆剤として、8月末に一軍昇格。9月6日のDeNA戦でプロ初安打となる本塁打を放ち、松井秀喜氏以来となる球団として22年ぶりの高卒新人本塁打を記録した。ここからの活躍に期待。

【阪神】横山雄哉(投手・新日鐵住金鹿島)

1軍:4試合 0勝2敗 防御率6.75
2軍:14試合 5勝4敗 防御率2.32

 有原航平(日本ハム)、山﨑康晃(DeNA)を外したあとの「外れ外れ1位」で昨年のドラ1の中では一番遅い指名となった横山。しかし、球持ちのよいストレートは好素材と評判で、即戦力になり得るという見方も強かった。

 しかし、制球難もあり、フォーム改造に取り組むなど調整が難航。8月の2軍楽天戦で初完投、初完封を挙げ、ようやく1軍ローテーション入りに挑戦しているところだ。社会人出身だが、まだ21歳と若く、ここからの飛躍に期待がかかる。

【広島】野間峻祥(外野手・中部学院大)

1軍:108試合 .239 1本 9打点 7盗塁
2軍:5試合 .409 0本 2打点 4盗塁

 有原航平(日本ハム)の外れ1位で入団した野間。大学時代にはベストナインを7回獲得し、東海の野球界をリードしてきた。走攻守揃ったプレーは緒方孝市監督の現役時代を彷彿とさせ、背負った背番号は緒方監督の新人時代と同じ「37」。

 キャンプ時には前年、ルーキーイヤーにブレイクを果たした田中広輔よりも一枚上との評価もあり、期待が膨らんだが、打撃では及んでいない。しかし、持ち前の走塁・守備を生かしてコンスタントに出場しており、ルーキーとしてはなかなかの成績。ここから打撃にも磨きをかけ、昇り調子の若手赤ヘル戦士にレギュラー争いを挑みたい。

【中日】野村亮介(投手・三菱日立パワーシステムズ横浜)

1軍:3試合 0勝0敗 防御率10.13
2軍:11試合 1勝2敗 防御率3.56

 長身から投げ下ろす最速149キロのストレートに、切れ味鋭いフォーク、精緻なコントロールという触れ込みだった野村。キャンプ時には「フォークは大魔神佐々木よりすごい」などの活字が躍ったが、まだ結果を残せていない。

 キャンプ明けのケガもあり、今年は体力作りに専念か。即戦力として期待されていただけに残念だが、こちらも阪神・横山と同じく高卒社会人入りなので、まだ22歳。スタミナ不足も露呈しており、鍛え直して1軍に再挑戦したい。

【DeNA】山﨑康晃(投手・亜細亜大)

1軍:54試合 2勝4敗7H34S 防御率2.06
2軍:出場なし

 意外な掘り出し物だったのは山﨑康。こちらも有原航平(日本ハム)の外れ1位だったが、中畑清監督のおメガネに叶い、守護神に大抜擢。5月には新人記録となる月間10セーブをマークすると、そのまま記録を伸ばし、現在新人セーブ記録を更新中だ。

 またファンサービスも丁寧で、DeNAファンからは「神対応」と大好評。賛否の分かれる素材だったが、いきなり実力を見せつけたところからもスター性が垣間見える。9月4日の巨人戦ではリリーフ失敗したものの、現段階では12球団トップのドラ1選手といえるだろう。

【ヤクルト】竹下真吾(投手・ヤマハ)

1軍:出場なし
2軍:19試合 3勝1敗 防御率9.16

 安樂智大(楽天)の外れ1位で入団した左腕・竹下。近年は投壊に苦しんでいただけに、昨年のドラフトでは即戦力投手を大量獲得したが、未だに誰も1軍で結果を残しておらず、ドラ1の竹下も1軍登板なしだ。

 キャンプ時から左ヒジの張りで出遅れ、開幕1軍を逃すと、2軍でも力を発揮できていない。即戦力左腕の呼び声は高かったが、ここまで活躍できないとは誰も想像していなかっただろう。蓋を開ける前から「近年稀に見る失敗ドラフト」と言われたヤクルト。竹下を筆頭にその悪評を払拭できるか。来季に期待したい。

(文=落合初春)

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