浅丘ルリ子と女の戦い!柴咲コウ「おんな城主 直虎」第10回は下落10.5%

デイリーニュースオンライン / 2017年3月14日 21時0分

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 柴咲コウ(35)主演のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第10回が12日に放送され、平均視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となりました。裏にWBCがあった関係もあり、視聴率を前回より1.5ポイント落としてしまうという結果に。毎週それなりに話はよくまとまっている一方で、次回どうなるんだろというワクワク感に乏しいと言われる「直虎」。今後の奮起に期待したいところです。

 第10回は、あの「けまり」勝負に挑んだ子ども時代以来見るべき活躍のなかった次郎法師(柴咲コウ)が久しぶりに表舞台に登場した回。松平元康(阿部サダヲ)の裏切りによって窮地に陥った瀬名(菜々緒)を救おうと今川家に乗り込み、助命の嘆願を行いました。今川義元の母・寿桂尼(浅丘ルリ子)はこれをあっさり拒否。「瀬名のことは聞き入れぬ。できぬ。いね」と、取りつく島もありません。

 でも、ここであきらめないのが次郎法師。瀬名の手紙を証拠に、元康はともかく瀬名は今川への忠義にあふれた女だから救ってくれと食い下がります。相手のスタミナが切れるまでしつこくけまり勝負を挑んだ幼い日が思い出されます。

 寿桂尼はこれを受け、次郎法師が岡崎へ行って元康との和睦をまとめてくるなら瀬名の命を助けると約束。負けじと次郎法師、だったら自分と一緒に瀬名と子を岡崎へ送り届けてくれと交渉。戦国時代にしては化粧が濃すぎる寿桂尼も、堂々と一歩も引かない次郎法師を認めざるを得ません。この、火花が散るような丁々発止の女の戦いはこれまでの中でも指折りの名場面と言えそうです。

 やはり、これまでのように主人公が狭い範囲でちょろちょろっと問題解決をアシストするくらいでは盛り上がりに欠けるのも仕方のないこと。今回のように立ちふさがる敵が強大であればあるほど緊迫感が生まれ、負けん気が強くて無鉄砲なところのある次郎法師のキャラクターが生きてきます。正直、僧侶時代はもういいかなと思えてきたので、早く還俗して直虎になってからを見たいですが、まだ先でしょうか……。

 さて、次郎法師の必死の交渉により話がまとまるか……と思った矢先にひとつの知らせが。それは、元康の裏切りにより、寿桂尼の孫の1人が自害したとの報でした。

 せっかく話がまとまっていたのに、なんというタイミングの悪さ。元康は妻が人質に取られていても助ける気なんてさらさらないという現実が突き付けられました。まあ、戦国なんてそんなものと言えばそんなもの。長い人質生活から脱出し、独立した領主となろうとする大事な時期に、妻の1人くらい殺されたからってどうってことありません。戦国的価値観から言えば、1人の命を救おうとして千載一遇のチャンスをみすみす逃すほうが愚か極まります。

 とはいうものの、本島は元康の心中はどうだったのか。ここでは意図的に元康の動向を描かないことで、瀬名や次郎法師が抱く不安を視聴者にも疑似体験させる手法が取られました。なんとなく、後の家康につながる「松平元康は何を考えているかわからない」というイメージが植えつけられたのではないでしょうか。

 孫が死に追いやられたことで堪忍袋の緒が切れた寿桂尼。今までの話を白紙に戻し、やはり瀬名には死んでもらうことに。自害する場所まで送られようとするその時に、馬を疾駆させてやってきた謎の人物。その正体は来週明らかになることに。来週は何やら大きな事件も起こりそうな様子。予告映像の編集がへたくそでさっぱり意味がわかりませんが、当面は柴咲コウの城主姿を楽しみに見続けたいと思います。

文・中島千代

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