武井咲『黒革の手帖』実力派俳優が揃うも時代錯誤な空気で微減10.7%

デイリーニュースオンライン / 2017年8月16日 16時11分

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 女優の武井咲(23)が主演する『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第4話が11日に放送され、前週から0.2ポイント下げて平均視聴率は10.7%だったことが分かった。

 銀座のママとしてのし上がっていく物語を描いている『黒革の手帖』。第4話では、元子(武井咲)に男女の関係を迫る予備校理事長・橋田常雄(高嶋政伸)との間で攻防戦が繰り広げられた。

 政財界のフィクサー・長谷川(伊東四朗)から、料亭「梅村」を買わないかという話をもちかけられていた橋田は、気乗りしない様子だったが、裏工作をしてすぐに売却することで利益を得られるとうまく丸め込まれ、後日元子とともに一度訪れることに。もともと元子に気のある橋田は、なんとかして元子を自分のものにしようと作戦をたてるのだが、上手くいかず、料亭で元子に襲い掛かるも逃げられてしまう。そこで、タクシーを呼び止めたり何かと気を使ってくれたのが、料亭で働く島崎すみ江(内藤理沙)だった。

 そんなすみ江が「カルネ」を訪ねてきた。「梅村」売却後の働き口を心配しており、会ったばかりだが直観で信頼できると感じた元子のところでぜひ働かせてほしいというお願いだった。 

 銀座一のクラブ「ルダン」が売りに出されると知ってから、元子の心はルダンを手に入れることだけを考えて策略を練っていた。そこで、目を付けたのが長谷川と橋田の間で交渉が行われている「梅村」。すみ江を使って売値を調べ、さらには自分の身替わりとして橋田の相手をさせることで、今後の強請りのネタとなる予備校の寄付金枠リストを手に入れたのだった。

 終始、橋田演じる高嶋の怪演が目立っていたのだが、料亭で元子に逃げられる際に叫んだ「ママ、ママ、ママ、ママ…」は狂気的というよりは、もはやただの変態レベル。こういうオーバーリアクションがあってこその高嶋ではあるが、抑えた演技しかできない武井の相手としては空回り気味になってしまうのが残念だ。

 一方、衆議院議員秘書の安島(江口洋介)は、自分の事務所を構え、婚約者の相手との関係も良好に進めていくなど、こちらも何か策略を練っている様子がうかがえる。原口と同じく腹黒い部分が共鳴しあっているのか、男女の関係になるのかはまだ分からないが2人は惹かれ合っている関係性なのは確か。だが、こちらも原口演じる武井との年齢差が大きすぎてしっくりこないというのが本音。

 安島演じる江口に至っては、ただの黒光りしているおじさんなだけであって、正直男の魅力は感じない。今回は多少なりとも江口のベッドシーンが描かれていたが、アラフィフの裸を見せられてゲンナリしてしまった。主演の武井が23歳と若いのだから、その相手役の年齢ももう少し下げてもよかったのではないだろうか。腹黒い政治家役でかつ色気のある俳優なら、平山浩行や井浦新など他にも適任者はいただろうに、なぜ江口なのか?

 原作の時代背景は昭和だが、5回目のリメイクとなる今回の『黒革の手帖』はスマホが出てきたり、SNSが登場したりと現代版に合わせて設定も変更されていたはず。それなのに、俳優陣だけがいつまでも昭和のままでは時代錯誤感がはなはだしいにもほどがある。

 原作のイメージを守りつつ現代版にリメイクしたいという制作側の意図は感じられるが、俳優陣の纏う(特に江口)古臭い雰囲気と、女性陣の放つ今時の雰囲気がかみ合っておらず、今後のドラマの行く末に不安を覚えた回となった。

文・吉本あや

デイリーニュースオンライン

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