小泉今日子『監獄のお姫さま』は中身重視で?”視聴率は二の次”の心意気

デイリーニュースオンライン / 2017年10月29日 8時5分

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 小泉今日子(51)主演のドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)の第二話の平均視聴率が、9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)であることが分かった。この数字は、前回放送された初回視聴率と同じである。

 宮藤官九郎(47)が脚本を務めている本作は、小泉を始めとする罪を犯した5人の女性と、1人の女性刑務官がある復讐計画を企てるというコメディー作品で、5人の女性達は小泉のほかに菅野美穂(40)、坂井真紀(47)、森下愛子(59)、夏帆(26)が演じている。また、女性刑務官役を満島ひかり(31)が演じている。

 初回放送では、TBSの情報バラエティー『サンデー・ジャポン』ともコラボするユニークな演出や、時間軸が現在と過去を行き来する内容が話題を呼んだ。コラボでは、劇中に『サンデー・ジャポン』と同じスタジオセットを使用し、司会をつとめる爆笑問題の二人が本人役として登場、カメラワークやテロップまで本家を忠実に再現するという力の入れぶりであった。こうした作りこまれた演出が、ネットでも話題になっており、『サンデー・ジャポン』と混乱する視聴者もいたようだ。

 しかし作品そのものは、初回終了時点で賛否の分かれる作品だと評する声も多い。

「問題はドラマの時間軸。2話以降は、刑務所内の過去の話も展開されるようですが、話が行き来してわかりにくいという声があるのも事実です。また、主演の小泉をはじめ、メインキャストの多くがアラフォーやアラフィフ世代のため、若い視聴者からは“おばさんばっかりでキツイ”という声もあるみたいです」(芸能関係者)

 奇をてらった世界観やキャスティングは宮藤の十八番とするところだが、視聴者の好み次第では、視聴率の変動も大きく左右されそうだ。

■近年注目を集める“火10ドラマ”

 しかしこうした声も、TBSの制作サイドは冷静に受け止めているという。そもそもこうした意見ははじめから“想定内”だったという声もあるようだ。

「本作は宮藤の脚本ということと、キャスティングも彼の作品で活躍してきた実力派の女優陣が揃っています。また演出には、『カルテット』や『逃げるは恥だが役に立つ』(共にTBS系)を手掛けた金子文紀氏が担当しているため、このメンツには相当自信を持っているようです。今期は『相棒』や『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(共にテレビ朝日系)などの人気シリーズが同時に放送されています。これらの作品が安定した高い視聴率をかっさらうだろうと予測し、今期では視聴率については視野に入れていないという声もあるようです」(前出・芸能関係者)

 こうした動きはTBSでは以前から見られており、事実『カルテット』も、視聴率そのものは決して高いものではなかった。しかし作りこまれたストーリーで話題を呼び、じわじわと数字を伸ばしていった作品でもある。

「以前に放送されていた『カルテット』などの実績を踏まえて、現在注目が集まっているのがTBSの火曜10時枠です。時間的にも“ながら見”をして視聴するのではなく、じっくりと見てほしいという部分が大きいのでしょう。『監獄のお姫さま』もこうした意図が含まれており、骨太なドラマとしたいという狙いがあるのではないでしょうか」(同・関係者)

『逃げ恥』や『カルテット』に続く、作り込まれた人気ドラマとして成功するかにも今後注目したい。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。

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