広瀬すず『anone』史上稀にみる”鬱ドラマ”で最終回を目前に4.4%とワースト更新

デイリーニュースオンライン / 2018年3月17日 12時12分

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 広瀬すず(19)が主演を務める連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)の第9話が3月14日に放送され、平均視聴率は前回の5.4%から1ポイント下げ4.4%(ビデオリサーチ調べ)だったことが分かった。これまで見続けていた人も、さすがに今回はダラダラと続く不幸話に嫌気がさしてしまったのだろう。最終回を目前にして、平均視聴率4.4%とワーストを更新。これは、日テレ系水曜10時枠のドラマの中でも稀にみる数字の悪さだ。

 中世古理市(瑛太)が、ATMの中に偽札を残してしまったことで偽札の存在が世間にバレてしまった第9話。警察が防犯カメラの映像から中世古の行方を追っていることを知り、隠ぺいをはかる。自分だけ逃げようとするものの、持本舵(阿部サダヲ)も一緒に行きたいということで、あとから落ち合うことになったのだった。

 一方の辻沢ハリカ(広瀬すず) は、神野彦星(清水尋也)に“ぶどうパン”を買っていく約束をし、林田亜乃音(田中裕子)がプレゼントしてくれたピンク色のスカートをはいて病院に向かうのだが、病院に着く前に彦星に思いを寄せている女の子に遭遇。そして、治療費を出す予定だったが「好きな子がいる」と断られたという話を聞いてしまう。その結果、ハリカは自分がいることが病気を治す邪魔になっていると考えたのだろう。彦星のことを思い「あなたのこと面倒くさくなった。連絡先も消してね」と別れを告げるのだった。

 今回は、話の進むテンポも遅いうえ、すべてにおいて話が暗い。生死にかかわる病気と闘っている彦星にとって、ハリカは「生きる意味」だったり「心の支え」であったはずなのに、突然何の前触れもなく自分を否定され、別れを告げられるシーンは、あまりにも辛すぎてとてもじゃないが見ていられなかった。見ているこっちが鬱になりそうだ。むしろ、彦星は治療を受け入れるどころか、自暴自棄になってしまわないかと心配だ。

 また、ハリカが「自分がいなければ」と空気を読んで別れを告げるのにも納得がいかない。人との距離感が上手くつかめなかったり、突拍子もなく話をはじめたり、周りの空気に合わせるのが苦手だったハリカはどこにいってしまったのだろうか。成長して子どもの頃とは変わったといえばそれまでだが、これまでも誘拐犯に向かって平然とした態度をとっていたり、脈絡のない会話を繰り広げる様子からして、そう変わっていないような気がしていたのに、ここでいきなり空気の読める子になられても、全然ピンとこない。

 思い返せば、このドラマはご都合主義でドラマを展開させていっているシーンが数多くある。今回も、警察がつまづいたところに偽札の切れ端が落ちていたが、あんな手の届く範囲にあればその前に見つけてしまっているはずだ。それに、ここで急に青島玲(江口のりこ)の息子が「火事を起こしたのは自分だ」と話し出すのも、唐突すぎる。「手紙」をきっかけにしたいのだろうが、小学校なら手紙のひとつやふたつ、これまでにも貰うことはあっただろう。さらに言えば、ハリカが彦星の病室の前で泣いているところに、彦星の弟が来るというのも「この後に弟が『部屋の前で泣いている女の子がいたよ』」と話すのが目に見えて分かる。

 ストーリー自体はダラダラとしているのに、展開だけがポンポンと都合のいいように進んでいっているのだ。ここまで視聴率を落としてしまうと、詳しく話を知りたい部分をすっとばしてどうでもいい会話ばかりを盛り込んでいる脚本のせいだと言われても仕方がない。こんな鬱展開で、最終回視聴率が回復するとも思えない。すでに、『anone』は終わったも同然だ。

文・吉本あや

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