「でんぱ組」vs「BABYMETAL」…今年の紅白出場はどっち?

デイリーニュースオンライン / 2015年7月7日 7時50分

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 近年、アイドル界で目覚ましい活躍を見せているグループといえば「でんぱ組.inc」と「BABYMETAL」の二組だろう。2014年末に『日経エンタテインメント!』(日経BP社)でも「今年ブレイクしたアイドル」として両グループが取り上げられた。その勢いは2015年に入ってからも加速する一方で両グループとも大躍進を続けている。

 そんな中、両グループの一部ファンの間で早くも「どちらが『紅白歌合戦』に出場するのか」という議論が盛り上がっている。

 年末の話は気が早いようにも思えるが、ファンにとってもグループにとっても『紅白』はメジャーの証で重要な意味を持つ。すでに局内部では選考がスタートしているともいわれ、出場枠をめぐるバトルは水面下で始まっているから尚更だ。

実力十分でも…AKB系の「アイドル枠」独占で競争激化

 でんぱ組.incは2008年に結成され、2014年発売した9枚目のシングル「サクラあっぱれーしょん」がオリコンシングルチャートで初のトップ3入り。同年のツアーファイナルで目標だった日本武道館ライブを達成し、地上波冠番組の獲得なども経験。今年も『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)初出演や代々木第一体育館での2日間にわたるワンマンライブで延べ2万人の動員、日本を含む世界7カ国ワールドツアーの開催など大旋風を巻き起こしている。

 一方のBABYMETALは、2010年にアイドルグループ「さくら学院」の派生ユニットとして誕生。「アイドルとメタルの融合」をテーマに独特のポジションを確立し、YouTubeをきっかけに日本でブレイクするよりも早く海外で人気に火がついた。海外のフェス出演やレディー・ガガのオープニングアクトを務めるなどしたことで「逆輸入アイドル」と紹介されることが多いが、すでに日本での人気も沸騰。6月下旬に開催された幕張メッセ公演では、動員2万5000人というワンマンライブ自己最多記録を打ち立てた。

 双方のファンからは『紅白』をめぐって以下のような様々な意見が飛び交っている。

「でんぱ組は紅白映えしそうだから最有力」
「BABYMETALの海外実績は『クールジャパン』としてNHKが喜びそう」
「一般知名度でいえばでんぱ組だろ、ベビメタは日本での活動が少なすぎる」
「NHKは海外の視聴者も気にしてるからBABYMETALの方が有利だよ」

 一方で「どっちもドルオタ向けだから無理」「BABYMETALは出たがらないだろ」といった冷めた意見もあり、さらには「出場するのは私立恵比寿中学に決まってる」「でんぱやベビメタより℃-uteの方が勢いは上」と他のアイドルファンからの異論も噴出している。

 一説によると『紅白』のアイドル選考基準は「CDセールス5万枚以上、動員1万人以上のワンマンライブ開催」が条件といわれ、本来なら双方とも出場の資格は十分にある。だが近年は「アイドル枠」がAKB48グループに占領されており、昨年はAKB48、SKE48、NMB48、HKT48で3枠(SKE・NMBは合同)を獲得。ももいろクローバーZなどAKB以外で出場できたアイドルもいるが、かなりの狭き門となっている。しかも今年は乃木坂46の出場が確実視され、よりアイドル出場枠が限定されそうな気配。

 となれば「出場できてもどちらか一組」となる可能性が高く、議論が白熱するというわけだ。

事務所パワーや貢献度でBABYMETALが一歩リードも…

 それぞれの人気や実績は伯仲しているが、業界的な観点からは差があるのだろうか。所属レーベルはどちらも大手「トイズファクトリー」傘下で大きな違いはない。しかし、所属事務所という点では『紅白』の出場選考に際して差異が出てくるという。

「BABYMETALは大手事務所・アミューズの所属。業界的な影響力が大きく、吉高由里子が紅組司会を務めるなど『紅白』との縁は深い。一方、でんぱ組はデビュー当初からの小規模な事務所で活動しているので業界パワーは皆無に等しい。事務所の力では圧倒的にBABYMETALが有利ですが、アミューズは福山雅治やPerfume、ポルノグラフィティといった『紅白』の常連、系列事務所に所属するSEKAI NO OWARIを擁しているため、事務所としての出場枠が満杯というのも事実。BABYMETALを新たにねじ込むのは難しいという見方もある」(芸能関係者)

 また、出場選考のカギになるといわれる“貢献度”に関しては、昨年末にNHK総合で『BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~』と題した特集番組が組まれたBABYMETALが一歩リード。さらに朝の情報番組『おはよう日本』でもインタビューが流されるなど、両者の関係は深まっている。

 だが、でんぱ組も6月14日深夜に放送されたNHK総合の『MUSIC JAPAN』に初登場し、メンバーが「NHK的にギリギリ」の上半身ビキニ姿を披露するなどインパクトを残した。これをきっかけにNHKとの距離が大きく縮まることも考えられ、貢献度でも甲乙つけがたい状況に突入する可能性は十分にありそうだ。

 結局は『紅白』出場が決まるかどうかは今後の活躍次第となりそうだが、どちらのグループにとっても最大の障害は複数の出場枠を持っているAKB48グループであることに違いはないだろう。その少ない出場枠をどちらかのグループが奪取することはあるのか、はたまた全く別のグループが割って入るのか、年末までアイドル界から目が離せなさそうだ。

(取材・文/夢野京太郎)

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