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「核戦争抑止力を限界なく強化」金与正氏、米原潜の韓国寄港に反発

デイリーNKジャパン / 2024年9月25日 20時53分

2022年8月10日の全国非常防疫総括会議で討論する金与正氏(2022年8月11日付朝鮮中央通信)

北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会副部長は24日、米国の原子力潜水艦が韓国に寄港したことを非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

米国の原子力潜水艦「バーモント」は23日午前、韓国・釜山市の海軍作戦司令部釜山作戦基地に入港した。韓国に寄港するのは初めて。

金与正氏は談話で、「朝鮮民主主義人民共和国国家元首の直属独立情報機関である航空宇宙偵察所は去る23日10時3分10秒、韓国釜山港の常時注目対象であるある埠頭で異常物体を捕捉し、その偵察資料を報告した」としながら「世界の面前で『力の優位』を意図的に示威することに没頭している米国のヒステリックな軍事戦略的企図を明白に示している」と主張した。

また、「米国の最新原子力潜水艦が他ならぬ韓国に寄港したことは、機会あるたびに核戦略資産を持ち出して力威張りをし、相手に対する脅威を増大させ、なんとしても悪意的な力で覇権的特別権勢を『享受』しようとする米国の野望が極大化されていることに対する証明である」

さらに、「国家の安全が米国の核威嚇・恐喝に常時的に露出されているので外部からのさまざまな威嚇に対応し、牽制するためのわれわれの核戦争抑止力は質量共に、持続的に、そして限界なく強化されなければならない」と主張した。

そのうえで、「米国の戦略資産は朝鮮半島地域で自分の安息所を見いだすことができないだろう。われわれは、韓国の全ての港と軍事基地が安全な所ではないという事実を引き続き知らせるようにするであろう」と強調した。

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