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韓国がウクライナ戦干渉なら「苛酷な対応」…ロシア報道官

デイリーNKジャパン / 2024年10月24日 11時41分

金正恩氏が呉振宇砲兵総合軍官学の射撃訓練を現地指導した(2024年10月6日付労働新聞)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は23日(現地時間)の記者会見で、韓国がウクライナ戦争に干渉した場合、「ロシアの安全保障を脅かす韓国のいかなる措置にも苛酷に対応する」と警告した。

韓国政府は、北朝鮮がウクライナ派兵のための兵力をロシアに移動させたことを受けて対応策を協議している。これまで、ウクライナからの殺傷兵器の直接の支援要請を拒否し、人道支援や155ミリ砲弾などの米国を通じた間接供給にとどめてきたが、尹錫悦大統領は北朝鮮の派兵を「座視しない」としており、従来より踏み込んだ支援を行う可能性がある。

一方、韓国内では、ロシアが示唆する「苛酷な対応」には、北朝鮮に対する先端兵器技術の積極的な提供が含まれるものと解釈されている。そのため、当面はウクライナに対して殺傷兵器を提供するにしても、防空システムなど防衛目的の性格が強いものや、ドローンを無力化するジャミング・ガンなどが候補に挙がっている。

ただ、ウクライナ派兵を機に北朝鮮とロシアの軍事協力がいっそう深化し、韓国の安保への脅威が増したと判断されれば、K9自走砲や多連装ロケット、砲弾などの直接提供も視野に入りそうだ。

一方、ザハロワ報道官は北朝鮮の派兵情報は「虚偽、誇張」だとして否定した。

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