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「情勢激化の主因は米国と追随国」ロ朝外相が戦略対話で確認

デイリーNKジャパン / 2024年11月3日 15時3分

26日、崔善姫外相が中国の孫衛東外交部副部長と会談(2024年1月27日付朝鮮中央通信)

ロシアを訪問している北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外相と同国のセルゲイ・ラブロフ外相が1日、首都モスクワで戦略対話を行った。朝鮮中央通信が「戦略対話に関する公報文」を伝えた。

崔氏とラブロフ氏は会談に先立ち、1949年3月に金日成氏がソビエト社会主義共和国連盟(現ロシア)訪問を記念する扁額(へんがく)をヤロスラブリ駅で除幕する行事に出席した。

両氏は9月11日にも会談し、金正恩総書記(国務委員長)とプーチン大統領が6月に締結した「朝ロ間の包括的戦略パートナーシップ条約」を強化するための意見交換を行っている。

公報文によると、今回の戦略対話でも「包括的戦略パートナーシップに関する条約の各条項を正確に履行しようとする固い意志を再確認した」という。

また、「現在の国際情勢に対する双方の評価が一致するということが確認された」としながら、「朝鮮半島と北東アジア、そしてその他の地域で情勢激化の主要原因は米国とその追随国の挑発行為にあるという共通の認識が表明された」という。

さらに、「ロシア側は、米国とその同盟国の侵略政策を抑止し、地域の平和と安定を保障するために朝鮮民主主義人民共和国の国家指導部が取っている措置に対する全面的な支持を表明した」という。

そのうえで、「両外相は、閣僚級戦略対話をはじめ両国対外政策機関間の対話を複数のレベルで引き続き行うことで合意した」と公報文は伝えた。

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