ゼレンスキー大統領、ロシア兵が戦死した北朝鮮兵の顔を焼いて身元を隠そうとしていると投稿

ウクライナが公開した北朝鮮軍兵士とされる映像（デイリーNK）

非常に衝撃的な動画だ。ウクライナのゼレンスキー大統領は、X（旧Twitter）への17日午前6時58分の投稿で、1本の動画を公開した。

ロシア兵と思しき人物がが、隣りにいるアジア系の兵士と共に自撮りをしようとしたところ、「あー、ノーノーノー」と手を降って撮影をやめろというシーン、照準を合わせられたアジア系の兵士の顔、そして、何かを燃やしている様子だ。動画には次のようなキャプションが付けられている。

「ロシア人は、北朝鮮兵士が死んだ後にも顔を隠そうとしている」

この動画に、ゼレンスキー氏は次のような投稿を添えた。

ロシアは北朝鮮軍をウクライナ軍の陣地に突撃させるだけでなく、彼らの死を隠そうとしている。

（中略）

そして今、わが国の戦士たちとの最初の戦闘の後、ロシア人は…戦死した北朝鮮兵士たちの顔を文字通り焼こうとしている。

これは、現在ロシアで蔓延している、人間の全てへの軽視である。

（参考記事：ゼレンスキー大統領の投稿＝外部リンク）

ただ、動画は画質が荒く、実際にどのような作業を行っているか、確認は困難だ。

（参考記事：「北朝鮮軍、クルスクでウクライナ軍を撃退」現地記者ら報告）

一方、ウクライナ軍の第8特殊作戦連隊は17日、メッセンジャアプリTelegramに次のように投稿した。

特殊部隊がクルスク地方で北朝鮮軍兵士50人を殲滅

ウクライナ軍特殊作戦部隊第8連隊の兵士たちは、ロシアのクルスク地方で北朝鮮軍を温かく歓迎した。3日間にわたり、特殊部隊の兵士たちは敵兵50人を殺害し、47人を負傷させた。

またこの間、ウクライナ軍は装甲車2台、自動車2台、敵のATV（全地形対応車）1台を破壊した。

（参考記事：ウクライナ軍の投稿＝外部リンク）

投稿には、ドローンが逃げ惑う兵士に照準を合わせ、銃撃するシーンを収めた動画が同時にアップロードされている。