星野 源「きれいな話じゃない、人間臭い だから好きなんです」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年5月13日 12時30分

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『銀魂(ぎんたま)』(空知英秋/集英社)

 俳優、音楽家、文筆家、ラジオパーソナリティ……。さまざまな顔の持ち主だ。6月8日公開の『箱入り息子の恋』で、ついに映画初主演を果たす。

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 市役所職員の天雫健太郎は35歳、童貞。実家暮らしで、友人ゼロ。ペットのカエルだけに心を開き、趣味は格闘ゲーム。そんな自分が周囲にどう思われているか、自分でも分かってる。でも、変えられないし、変わるつもりもない。そんな彼が、両親による代理お見合いを機に、恋をする。お相手は、ブルジョアな今井家のひとり娘・奈穂子。彼女は、目が見えなかった。殻に閉じこもっていた、ふたり。世界を変えるのは、自分を変えるのは、やっぱり恋愛だ!

「僕は“性!”って感じがしましたね。いつもは静かな健太郎が、夕陽の中でうおーって走り出すのも、 “セックスしてー!”ってことじゃないですか(笑)」

「欲、ってことなのかもしれないです」と、星野は続ける。

「自分の内側から沸き上がってくる欲って、人格だとか今まで積み重ねてきたものとかを変える力がある。だから、健太郎の中に“やめてくれ!”って気持ちもあったと思うんですよ。女にハマってしまったせいで……って、言い方悪いですけど(笑)、かわいい女の子のせいで、日常が崩壊していく。きれいな話じゃない、じゃないですか。ハッピーエンドで収まりきれる話じゃない。だから好きなんですよね。人間臭いって、こういうことだよなあと思うんです」

 一生に一度の「映画初主演作」が、この作品だったこと。「人間臭さ」がめいっぱい詰まった作品だったことに、誰よりも彼自身が、喜びを感じていた。

 ここで朗報が。星野が本誌2012年11月号よりスタートさせた、読者参加型の人生相談連載『星野源のだまって俺について来い』は、次号2013年7月号から再開予定だ。活動休止前と、何か変化があるのだろうか?

「どう変わってくのかなあ。変わらないかもしれないけど、ちょっと落ち着くかもしれない。前までは、むりやりテンションを上げていた感じだったから、ある意味どっしり相談には乗れるかもしれません。でも、どっしりしてるだけで、相変わらず役には立たないかもしれません(笑)」


取材・文=吉田大助
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「Cover Model  星野 源 ダ・ヴィンチ2013年6月号」より)

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