吉高由里子「もともと大好きなドラマだったんですよ! その世界に自分が入るなんて、今でも不思議です」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年6月8日 7時20分

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『ダ・ヴィンチ』7月号(メディアファクトリー)

 原作は東野圭吾、探偵は物理学の准教授・湯川学。福山雅治主演で連続ドラマ化された、本格ミステリー『ガリレオ』の第2シーズンが現在、月9枠にて放送中だ。

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 そして、6月29日には、映画『真夏の方程式』も公開される。湯川のパートナーは、警視庁捜査一課刑事の岸谷美砂。柴咲コウからヒロインを引き継いだのは、吉高由里子だ。

「愛されにくいキャラクターですよね」と、演じる本人は苦笑い。
確かに美砂はエリート意識が高く、上から目線の自信家だ。思ったことを、すぐ口にしてしまう。言い換えれば、素直な人。そんな彼女だからこそ、湯川に素直に物申せる。

「先生、いいんですかこんな終わり方で!」「これで良かったんですね?」。
彼の心の内が、彼女の言葉によって、引き出されていく。

「素直に気持ちを言葉にする人じゃないから、そのぶん想像させられますよね。旅館の娘を演じていた杏さんとの最後のシーンでは、“受け入れたんだな”って。“湯川先生なりの返事だったのかな”と思って、ほろっときました」

 その言葉の重たい意味は、実際に映画を観て確かめてほしい。本作は、映画第1弾『容疑者Xの献身』と肩を並べる、骨太な人間ドラマだ。テレビシリーズのポップな雰囲気とは、だいぶ様子が違う。

「ちゃきちゃきしたドラマとは、テンポ感が全然違いますね。空がじわーっと赤くなってゆっくりゆっくり夜になっていく、夏の西日みたいなテンポ感が、映画です。より巻き込めるのは、映画ですよね。家でテレビを観る時はどうしてもいろいろ意識が飛んでしまうけど、映画館で映画を観る時は、意識を全部スクリーンの側に持っていけるから。絶対、いいものが観られるのは間違いないので、映画館に観に行ってほしいです」

 そんな吉高由里子さんが選んだ本は、『磔刑』(PHAIDON)――ゴルゴタの丘で十字架に掛けられるイエスの姿。西洋の芸術家たちは5世紀以来、そのモチーフに魅了され表現し続けてきた。ミケランジェロ、ベラスケス、ゴヤ、ムンク、ゴーガン、エゴン・シーレ、ピカソ、フランシス・ベイコン、メイプルソープ……。100名=100作以上の磔刑図を、オールカラーで収録。解説も付されている。

「絵の中には、悲しんでる人もいれば、ガッツポーズしてる人もいる。どっちの気持ちも、なんとなく分かるんですよ。この絵も、残酷だなと思いつつ、綺麗だなと思っている自分もいるんです」


取材・文=吉田大助
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「Cover Model  吉高由里子 ダ・ヴィンチ2013年7月号」より)

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