友だちからいつの間にか…BL男子が三角関係に陥りがちな3つの理由

ダ・ヴィンチニュース / 2013年6月19日 11時30分

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『どっちにする?』(相葉キョウコ/角川書店)

 三浦春馬か、藤木直人か……ドラマ『ラスト・シンデレラ』の篠原涼子がどちらを選ぶのかを巡り、世のアラフォー女子たちは喧々諤々だが、やはり三角関係は恋愛ものの永遠の定番だ。男性同士のBL界でも、三角関係は多発している。友だち同士や同じ委員会、サークル内において、男子の友情や絆は女子のそれより深くて強い。それに、BLだとどうしても友だちの好きと恋愛の好きの違いが分かりづらくなってしまうので、男女の恋愛よりも三角関係に陥りやすいのだ。そこで、6月1日に発売された『どっちにする?』(相葉キョウコ/角川書店)や『溺れる』(恋煩シビト/祥伝社) 、『不器用な恋のトライアングル』(海原透子:著、祭河ななを:イラスト/アスキー・メディアワークス)から、友だちから三角関係に発展するときにありがちなパターンを紹介しよう。

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 まず、『不器用な恋のトライアングル』のように、どっちも好きで大切なことに変わりはないけど、あるときその好きの種類が明らかに違うと気づく場合。ここでは、主人公の琉生と家が隣同士でいつも自分を守って助けてくれた幼馴染みの遼が登場する。遼はずっとそばで琉生のことを思っていたけど、琉生は高校で出会ったクールで知的な優等生・巽のことを好きになってしまう。巽に対する気持ちも最初は単なる憧れだと思っていたけど、遼に告白されたことで自分は恋愛の意味で巽のことが好きだと気づくのだ。たしかに、ずっと自分を守ってくれた親友で幼馴染の遼は、決して失いたくない大切な存在。だからと言って、それは巽に対する好きとは違う。男同士の場合はその境目が曖昧なので、恋愛感情としての“好き”だと気づくのにも時間がかかってしまうのだろう。

 また、『溺れる』の主人公で高校生の馳男のように、自分と自分が思いを寄せる人の好きが違うことに気づき、悩み苦しんでいたところに手を差し伸べてくれた相手に惹かれてしまうことも。小学校から一緒だった馳男と次郎は、中学に入ってハチと脇田も含めた4人でつるむようになる。しかし、高校で次郎に彼女ができたことでその関係は崩れていくのだ。それまでは何をするのも一緒で、次郎の隣は馳男の場所だったのに、だんだん彼女に追いやられてしまう。そして、馳男のことが好きだったハチは次郎の彼女に嫉妬して寂しがっている馳男のことを放っておけず、慰めてくれるのだ。一方、次郎は彼女も好きだけど今まで通り変わらず、馳男とも一緒にいたいと思っていた。だから、ハチと馳男がセックスしたり、仲良くしているのを見ると馳男をとられたみたいでモヤモヤしてしまう。でも、その気持ちは恋愛の好きとは違うし、どちらかというとたんなる子どもっぽい独占欲でしかなかった。男同士だと、どんなに思っても思いが通じ合わないことの方が多い。だからこそ、思いが届かない相手より、自分のことを理解し、愛してくれる存在が現れたら心惹かれてしまうのも仕方ない。

 さらに、『どっちにする?』の大学生・広尾瑛士のようにどちらか片方を選ぶことができず、結局3人で付き合ってしまうというパターンもある。男女の恋愛ではなかなかないことだが、BLにおいてこの組み合わせになることはとても多い。そしてこの場合、3人が物心つくかつかないかぐらいの頃からの幼馴染みであることが多いのも特徴だ。小さい頃からずっと一緒に同じ時間を過ごしてきたわけだから、どちらがより好きかなんて選べないのは当然。それに、「片方を選ぶってことはもう片方を選ばないってこと」だから、どちらかを選んでしまった時点でそれまで通り3人で一緒にいることはできなくなってしまうのだ。そうなると、3人で一緒にと考えるのも自然な流れなのかも。
主人公のキャラや3人の関係性によって、いろんなパターンに変化するBLの三角関係。あなたは、どの三角関係がお好み?


文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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