やめられないのは「ポテチ依存症」のせい? スナック菓子の中毒性とは 

ダ・ヴィンチニュース / 2013年6月20日 12時30分

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『ポテチを異常に食べる人たち ソフトドラッグ化する食品の真実』(幕内秀夫/WAVE出版)

 レシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』(タニタ/大和書房)が映画化されるなど、まだまだ続く空前のヘルシーブーム。先日「日経トレンディ」が発表した「2013年上半期ヒット商品」の第5位に油を使わないフライヤー「フィリップス・ノンフライヤー」がランクインし、さらに注目が高まっている。

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 だが、三食のカロリーに気を遣いながらも、ついついコンビニで手が伸びてしまうのがスナック菓子。「カロリーは抑えているのに太ってしまう」という人の多くが間食の摂り過ぎではと言われるが、スナック菓子の力は絶大で、なかでもポテトチップスは神レベルの誘惑度。しかし、どうしてポテチは“やめられない”のだろうか。

 スナック菓子の中毒性について解説した『ポテチを異常に食べる人たち ソフトドラッグ化する食品の真実』(幕内秀夫/WAVE出版)によれば、ポテチは“リラックス感や多幸感、恍惚感、疲れが吹っ飛ぶ”といった「まるで“ドラッグ”のように、脳に快楽を与える食品」であるという。なかには依存症ともいえるハマり方をしている人もいるようで、本書で紹介されている“ポテチ依存症”の人は、ポテチを食べることが「おいしいというより、気持ちいい!」と述べている。そのため、満腹になってもやめられないというわけだ。

 そもそもポテチをはじめとするスナック菓子は“人間がハマりやすい要素”が含まれているもの。主原料は小麦粉やトウモロコシ、ジャガイモなどの穀物・イモ類だが、これらは脳のエネルギー源となる炭水化物が豊富で「本能的においしいと感じるようにできている」のだ。それに“油、砂糖、うま味調味料、食塩”という、人間がおいしく感じてしまう四天王が加わる。本書では“うまみカルテット”と呼んでいるが、これらを与えると胎児でさえも喜ぶというのだから最強だ。ちなみに著者が20種類のスナック菓子の脂質量を調べたところ、平均にして100グラムあたり30%前後あったという。この数字は「人間がおいしいと感じる目安」だそうで、豚バラ肉やサーロインステーキ、マグロの大トロと同レベル。大トロを頬張ったときの恍惚感はお金がないと得られないが、それを数百円で体験できるとなれば、やみつきになってしまうのも無理もない話だ。

 もし、スナック菓子をやめたいのにやめられないと悩んでいるのであれば、まずは「きちんと本腹でしっかりごはんを食べたあとに、別腹でポテチを食べること」。きちんとごはんでお腹を満たし、予防線をはるのだ。「定食よりスナック菓子のほうがカロリーは下だから」と、スナック菓子を夕飯にするなどはもってのほか。仕事で残業でも、夕飯時にはおにぎりやいなり寿司などのごはんを摂ること。「帰宅すると家族がごはんを用意しているから、残業時はお菓子を食べがち」という人の場合は、夕方におにぎりを食べておいて、帰宅後は主食を抜いて「野菜中心の軽いおかず」ですませよう。

 アルコールを飲み過ぎてしまうのも、そのもとにはストレスがある場合が多い。スナック菓子に依存してしまうのも、同じようにストレスがきっかけになっていることが多いという。「どうしてやめられないんだろう」と自己嫌悪に陥ることもあるかもしれないが、あまり自分を責めず、まずは地道な食生活の改善からはじめるよう。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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