鎮痛剤で大やけどの症状に!? 市販薬の怖い副作用

ダ・ヴィンチニュース / 2013年7月26日 12時10分

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『警告! 身近な薬の副作用 まさかの事態になる前に』(望月眞弓:監修、武政文彦/小学館)

 「商談の日なのに高熱が」「試験があるのに歯が痛い」……大事なときに限って風邪を引いたり、痛みに襲われたりした経験を、多くの人がもっているのではないだろうか。そんなときに重宝するのが、市販薬。薬局にはじつにさまざまな市販薬がそろっており、「厳しいチェックを受けた末に発売されているのだから安全なはず」と思いがちだ。しかし、必ずしも安全・安心とは限らない。場合によっては重篤な副作用が起こることもあるのだ。

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 先月発売された『警告! 身近な薬の副作用 まさかの事態になる前に』(望月眞弓:監修、武政文彦/小学館)は、こうした市販薬の副作用と、その防ぎ方を紹介した本。本書のなかから、気になる市販薬の副作用を取り上げてみよう。

 まず、頭痛や歯痛のときなどによく飲まれる解熱鎮痛剤。この副作用として起こりうると言われているのが、高熱とともに皮膚や粘膜、目などに発疹や水疱があらわれる皮膚病「スティーブンス・ジョンソン症候群」(別名・皮膚粘膜眼症候群)だ。この症候群が重症化すると「中毒性表皮壊死融解症(TEN)」という、“全身が大やけどを負ったように皮膚のただれや皮膚のはがれが見られる”症状に進行すると考えられているそう。このスティーブンス・ジョンソン症候群もTENも、まだはっきりとした原因はわかっていないものの、一種の免疫・アレルギー反応から起こると見られている。そのアレルギー反応を引き起こす原因として疑われているひとつに薬剤があり、そのなかには抗生物質、解熱鎮痛剤、抗てんかん薬、総合感冒薬、痛風の薬などがあるそう。この副作用は「めったに起こらない」ということだが、万が一、薬を飲んだ後に38度以上の高熱が出たり、目の充血、まぶたの腫れ、皮膚の広い範囲が赤くなる、排尿時や排便時に痛むなどといった症状が出た場合は、注意が必要である。

 また、「医薬品でも漢方なら安心」と考えている人もいるかもしれないが、漢方の胃腸薬の副作用で“手足のだるさ、しびれ、こわばり、からだのだるさ”などが起こる「偽アルドステロン症」になったというケースもある。これは主に「漢方エキス製剤のおよそ7割に配合されている成分」である甘草の過剰服用で起こるとのこと。甘草の主成分グリチルリチンは漢方薬以外にも多くの医薬品に含まれているだけでなく、医薬部外品ののど飴やチューインガムなどのお菓子や食品の甘味料としても使用されているというので、普段から摂り過ぎないよう表示の確認にも気を配ることが大事だ。

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