男の娘ブームがついにここまで! アイドルも男の娘の時代が!?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月7日 12時10分

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『ボクたちオトコの娘』(ねりすけ:著、フロンティアワークス:企画・原案、桐嶋 愛:原著/一迅社)

 男の娘(おとこのこ)専門雑誌『わぁい!』(一迅社)創刊をはじめ、、とにかく“男の娘”が登場する作品が増えている。そんな男の娘人気の波が、アイドルにまで波及しているようだ。ゲームの『アイドルマスターディアリースターズ』には秋月涼という“男の娘”が登場するし、リアルでもMasumi(仲良真澄美)という男の娘アイドルがデビューしている。そして、マンガでも7月25日に発売された『ボクたちオトコの娘』(ねりすけ:著、フロンティアワークス:企画・原案、桐嶋 愛:原著/一迅社)や『AKB49 恋愛禁止条約』(宮島礼吏:著、元麻布ファクトリー:原著/講談社)など、男の娘アイドルが出てくる作品がたくさん登場しているのだ。それにしても、男の娘がアイドルになると、いったいどんなことが起こるのだろうか。ラノベやマンガで定番の学園生活以上に、何かと不都合も多そうな気がするが……。

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 まず、『AKB49 恋愛禁止条約』に登場する浦山実のように、男であることを隠してアイドルになった場合、男だということがバレてはいけないのでいろいろと不都合なことも起こる。そもそも、実は憧れの同級生だった吉永寛子を応援するために女装してAKBのオーディションに潜り込んだのだが、実際にAKBとして活動することになるとその寛子や他のメンバーたちと一緒に寮で共同生活を送ることになる。当然、すぐ隣では憧れの寛子も寝ているわけだし、着替えやお風呂の時間をどうやって上手くずらすかということにまで考えを巡らせなければならない。また、女子トイレに入って変装するときも他の人が入ってこないかとドキドキしてしまう。こんな状況を見ていると、実に感情移入してハラハラしたり、逆に実のことを「羨ましい」と思ったりするだろう。それに、どんなに女装に慣れて女の子らしくなったとしても、ここぞというときには“漢”を発揮する彼ら。実も、デビューCDを13万枚売らなきゃいけなくなったときに、ステージ上で「同情票はいらない! 売りますよ実力でね…在庫数13万枚1枚残らず売ってみせます!」と宣言したりするのだ。

 一方、はじめから“男の娘アイドル”として登場する『ボクたちオトコの娘』では、バレるバレないのドキドキ感はない。でも、男の娘たちが人前でもそうでなくても朝から晩までずーっと男の娘として生活することになるので、だんだん彼らの性別があやふやになっていく。この作品に登場する男の娘は、トップアイドルを夢見る櫻井瀬里に、可愛いものが好きで普段から女の子の格好もする青柳玉三郎。クールだけど、女装や同性愛には一切抵抗のない三津屋蓮の3人なのだが、彼らの会話や言動は女の子よりも女の子なのだ。たとえば、彼らがはじめてみんなでワンピースを着たときの会話もそう。タマが「わーレンのワンピース可愛い~」と言うと、レンが「そうか?」と答え、「僕のも可愛いでしょ」「ああそうだな」などとナチュラルにガールズトークが始まり、そのままノリノリで化粧までしてしまう。だから、彼らが男だとわかっていてもスカートをはく姿を見れば、男目線で彼らを見てドキドキしてしまうのだ。また、「女の子よりも女の子らしく」をテーマにしている彼らは、『AKB49 恋愛禁止条約』に出てくる実たちのように、“漢”の部分は決して出さない。実たちのように、女として出ている人なら多少男らしい部分が見えても「かっこいい」で済まされるけど、セリやタマ、レンのように、男の娘が“漢”の部分を出してしまうと単なる男になってしまう。彼らは、日頃から女の子の格好をして過ごすなかで“かわいい”を追求しているのだ。

 男の娘好きは、男に見えないほどかわいらしく着飾った彼らにキュンときたり、本物の女の子以上に恥じらう姿に萌えたりする。そして、そんな周りの視線に合わせて男の娘自身もどんどん女の子らしくなっていくし、「もっとかわいくなりたい」と思いはじめるもの。同じように、アイドルのかわいさや魅力も、人に見られてステージに立つことでどんどん磨きがかかっていく。究極の「カワイイ」を求める男の娘たちがアイドルを目指すのは、もしかしたら必然なのかもしれない。

文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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