瀧本美織「ほんわかするいい話なのかなと思っていたら、ホラーテイスト。私好みでした(笑)」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月8日 12時40分

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『贖罪』(湊 かなえ/双葉社)

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、「リング」シリーズ最新作『貞子3D2』に主演した瀧本美織さん。「小学生の頃、『リング』を友達と一緒に観て、怖いものが苦手になりました(笑)」と語るが、最近は怖さを楽しむ気持ちも芽生えてきたようで……。

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「昔はファンタジーとか、夢があってほっこりするようなお話が好きだったんですけど、最近はゾクゾクするような小説ばかり読んでいる気がします」

 きっかけは、湊かなえの『告白』だ。「語り手が変わっていく連作短編」という構成にも興味を惹き付けられたという。

「一つの事件がいろんな登場人物の口から語られるというスタイルなんですが、人によってぜんぜん見方が違うんです。事件の真相を早く知りたくて、怖かったり残酷だなと感じても、ページをめくる手が止まらなくなる。それ以降、湊作品の大ファンで、いつもゾクゾクしながら読んでいますね。これからもずっと読み続けたい作家さんです」

「これも怖くて面白かった」とちょっと前に読み終えた本の中からも1冊紹介してくれたのが、『幻想映画館』(堀川アサコ 講談社文庫)。

「幽霊が見える女の子が主人公で、商店街にある古びた映画館を舞台にした物語なんです。タイトルと表紙の雰囲気からほんわかしたいい話なのかなと思っていたら、だんだん怖くなっていって、最後はホラーともいえる恐ろしさ。すごく私好みでした(笑)」

 怖いもの好きが生じて、人に「怖い本」をオススメするのも好きだそう。

「怖いという感情って、人に伝えたくなりませんか? みんなにも同じ体験をしてほしいと思ってしまう。また怖いお話を見つけたら、オススメさせてください!」

 そんな瀧本美織さんが選んだ1冊は、『贖罪』(湊 かなえ/双葉社)。15年前、夏休みの田舎町で起きた、小学4年生の美少女殺害事件。一緒に遊んでいた同級生4人の少女たちは犯人の男の顔を思い出せず、結局、事件はお蔵入りに。被害者の母親が放った「犯人を見つけるか、それができなければ、償いをしなさい」という言葉の呪縛から、彼女たちは悲劇の人生を辿ることに。

 瀧本美織さんの本にまつわる詳しいエピソードは、ダ・ヴィンチ9月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

取材・文=吉田大助 写真=下林彩子
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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