山田孝之「まさかの2次元の女性に恋してしまいました」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月9日 12時10分

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『シガテラ』(古谷 実/講談社)

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。主演作の映画『凶悪』が9月21日(土)に公開される山田孝之さんは、読書で体験した、ある秘めたる恋(!?)を告白してくれました。

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 中学時代に『行け! 稲中卓球部』に出会って以来、ずっと古谷実作品を追い続けてきたという山田孝之さん。そんな中でも、とくにお気に入りなのが『シガテラ』だ。作品の面白さはいわずもがな、キャラクターへの愛も強いよう。

「古谷さんは女性の描き方がうまいですが、『シガテラ』に登場するヒロイン・南雲ゆみさんは……完成形ですよ。南雲さん、結構ダメな人なんですけど、すごく愛すべきキャラクターです」

 実は山田さん、20代前半のころは、ゲームやマンガ好きの“オタク”属性の友人が多かったのだとか。

「それで、『ドラゴンボール』の劇場版を3本くらい借りてきて8人くらいで上映会をやったり(笑)。そのときの友人たちは、マジで2Dに恋してたんです。僕は“さすがにそこまでは~”と冷ややかに見てたんですけど……『シガテラ』を読んで、南雲さんに恋しちゃった(笑)」

 まさかの2次元への恋の告白! さて、南雲さんのどこがツボだったのか?

「それを話し始めると、気持ち悪い話になっちゃうんですが、いいですか? まず、南雲さんが主人公の荻野の家に遊びに来るシーンがあるんです。荻野はものすごく緊張してるんだけど、南雲さんがふとしたときに荻野の言葉にズッコケて“ドタリ”と横たわる。そのあと、荻野に『…手を』と言って、起き上がるために助けを求めるんですね。その一言で、一気にやられてしまいました」

 微笑ましく、南雲さんの包容力が溢れるシーン。こちらは講談社漫画文庫版の2巻におさめられているので、胸キュンを体験したい人は必読だ。山田さんいわく、

「もう、古谷実め!」

 とつぶやきたくなる名シーンだそうです。


取材・文=岡田芳枝 写真=川口宗道
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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